叶良辰

エイとかナマズとか、割と大きな魚を高羽さんは頭の中で飼っていらっしゃるのだと思うんですよ。でないとなかなかこういった発想には辿り着かないんじゃないかな、と思うのです。実際に経験がな…続きを読む

ネタばれすると犯人はミッチーなの。

これまで異性との接触に踏み出せなかった男が運命的に出会った女性のために身内を殺してしまうのですが、私は大笑いしてしまいました。 （その理由はぜひ読んで確かめていただきたい） あと…続きを読む

東京には詳しくない田舎者ですが、今の東京の都市の中でも秋葉原の存在感は抜けてると思うんです。内需拡大のためのエネルギーがあふれてますし。今の秋葉原がある以上、日本という国は安泰だな…続きを読む

なんどエピソードタイトルに騙されたことか！ マイペースなピーター・パンが正義の子どもとして海賊のフック船長と闘うことになった経緯に、こんな闇があったとは！ 是非とも世界の子ども…続きを読む

「秋山が立たされた理由」これまでも様々なドラマを生み出してきましたが、今回は相方、穂咲ちゃんの過去に迫ります。 誕生日の同じ幼馴染として、記憶をほぼ共有しているはずの道久君が知らな…続きを読む

幸せってなんだろう。わりと身近にあるそんな疑問になんとなく気づかされるお話です。好きな人と一緒にいられること、家族が一緒にいられること、たとえ離れていたとしても、気持ちはいつも………続きを読む

「もしモテ期に回数制限があるとすると、ラストチャンスを逃した男は闇堕ちしなければならないのか？」 恋愛学におけるこの難問に対し、作者は今作で明確に回答しています。 それについてこ…続きを読む

今さらなのですが「地元のイイ話」という意味ではまさにドンピシャだな、と。 どんな事業においても、その成功には天才的かつ行動力のある発起人とサポートする裏方担当がいて、彼らを取り巻…続きを読む

幼馴染のヒロインは世界を救うべく立ち上がった魔法少女。 彼女の姿はヴェールに包まれているが、とにかく受けが悪い。 地球を侵略しようとする魔獣をトマトを潰すかのように倒すさまはまさ…続きを読む

記憶をなくした少女と彼女を助けようとする少年。数少ない手掛かりを頼りに向かった先は、山の上でした。若き二人はそこで一夜を共にすることになります。夏ですが、標高が高いので寒くなります…続きを読む

大学時代に知り合いの子がもう一人女の子を連れて来て私のところに来ました。 「この子、私の妹なんだけど、数学を教えてあげてほしいの」 ああ、だから制服なのですね。全然お姉さんと似てな…続きを読む

かわいい悪魔と厳しい天使たちが紡ぐ、とっても残酷なお話です。 ……すみません、大嘘です。めちゃめちゃ深い話です。 登場するキャラクターの多くがセックスします。 これは困ります…続きを読む

水城皐月、ブレません。吸血鬼の心を何度もへし折る鬼ヒロインです。 この作品の見どころは、この圧倒的な皐月の強さです（と断言）。 私は何度も心の中で叫びました。 「皐月ちゃんやめて…続きを読む

外食産業において大事な要素はやはり立地。 その上で客層にポイントを絞った味と値段で競合を上回ることが大事なのですが、そのためにはリサーチが重要。場合によっては結果を出している競合の…続きを読む

じっくりと味わいたい奥深さ。 面白いというのはこういうことを言うのだろうな、と思うんです。 本当に面白いんですよ、これ。 ただ、ぱぱっと流し読み、っていう話ではないので、 じっく…続きを読む

影のような男とストーカー女性。 （本人は否定するでしょうが） ……なんというか、動きの速い選手がフェイントをかけたところ、相手の遅い選手は元々動きについていけてないからフェイント…続きを読む

大学を出た古い世代であれば、「工業高校」と聞くだけでバカなやつらだと見下すような人もいるかもしれない。 クロコウは違う。むしろ受験にいそしむ進学組がお子様に思えるほど、実戦的な競…続きを読む

「テストが終わった次の瞬間、なぜか俺はかわいい女の子3人と海に行っていた！　恐ろしいものの片鱗を味わったぜ」的なことを真顔で言うリア獣、道久君の闇堕ちはその時すでに避けられないとこ…続きを読む

めちゃくちゃ面白い、というのが正直な感想です。イッキ読み推奨。だがしかし、この話を読まれる前に言っておきたいことがあります。これは変態の話です。最後まで読まないと絶対わからないので…続きを読む

孤高の戦士（と自分では思っている）主人公が数々の部活動を救うために立ち上がる物語です。 生徒会という謎組織の陰謀に対して正々堂々と正論で勝負する中、突如繰り出されるローリングアタッ…続きを読む

お酒好きなんですけど、長いこと飲んでなかったんですよね。忙しくて。
今日は飲もうと思います！

ついに精神に異常をきたした道久。穂咲は自らを奮い立たせ、戦うことを決意した。相棒の香澄とともに、時に傷つき、時に闇に蝕まれながらも走ることをやめない。 だがそこに、新たな課題が立ち…続きを読む

仮に自分が幽霊だとして、成仏できないままこの世にとり残されたとして、そして恋愛未経験だったとしたら、どうするだろうか？　たぶんカワイイ女の子にこっそりついていったり、女湯を覗いたり…続きを読む

平凡な日常の中のひとコマ。平凡なはずなのになぜか手に汗握る、この切り出し方が見事です。

そんなことを思うのはきっと、読者として心当たりがあるからなのでしょうね。冷や汗ものでした。

「寝られるかアホ！」 って言うかと思うでしょ？ 残念違います。この展開はかなり卑怯だと思いますが、それでも許されてしまう何かがあります。むしろ眠れなくてもいいかもしれない。 眠…続きを読む

生きてりゃ色々と辛い事もありますが、そんな時でも楽しむコツを知ってればそれなりにハッピー。そんな兄弟の会話です。「最近どうも気持ちが荒ぶって仕方がない」そんな方にオススメです。この…続きを読む

そして死ぬということ
情愛ある者たちと、情け容赦ない者たちの間
命の尊さを知りながらも、行動に出てしまった一人と一匹

結果は……果たして……

いにしえより伝わる呪いの武具を自らの手で破壊した道久。だがそれは、新たな強敵の呼び水となり、二人に迫っていた。 見えない相手からの銃弾、穂咲をかばいながらも深傷を負い、立ち上がるこ…続きを読む

「もふもふ+民俗学=純愛」 という方程式がここに完成してしまった感があります。自分でも、何を言ってるのかわかりませんが、最後まで（本当に最後まで）読んだ感想がこれでした。 現代社会…続きを読む

帝都からの撤退後、自らの力不足を悟った道久たちは、敵の力を弱めるべく、穂咲の力を使って弱点を探る。その最中、明らかになった過去からの因縁に慄きつつも、再び立ち上がることを決意した道…続きを読む

そう、これは童話の世界。 そして同時にリアルな世界でもある。 そこに芽吹く命、つなぐ命、尽きる命。そんな命の物語。 人は何のために生まれ、生きるのか？ということをそのまま植物や…続きを読む

（このレビューのタイトルに特に意味はありません） いろいろと騙されっぱなしだった気がする。 ヒロインですね。まさにホラー映画に出てくるヒロインって感じで回顧的な間がね、あるんです…続きを読む

決してわざとボケているわけではないけれど、なぜか周りから珍獣扱いされ、笑いを提供することになり、かわいがられ、その中でたくましく成長していく男、守野。 そんな彼をとりまく魅力的なキ…続きを読む

あまりネタバレしてしまうといけないので、詳しく書けないのがもどかしい。実はこの手の話、書くのがとても難しいんですよね。文章が下手だと展開を殺してしまう。 しかし、この人は本当に上手…続きを読む

幼き日の出来事が今、鮮明に思い描かれる。
あの日、あの時にあったこと、新鮮な空気、緊張感、そこで浮かんだひらめき、そして達成感。

あなたが小さかった頃の記憶は、いかがでしたか？

帝都からのメッセージ、それはこちらの情報が全て筒抜けであることを示していた。すでに彼女の任務は失敗していたのだ。 身の危険を顧みず、帝都に乗り込む穂咲と道久。だが、彼らを助けるは…続きを読む

理由は最終話にあったりしますけど、それでなくても星3つの「続いていないようで続いてた！」シリーズ。 最初はよくわからなくても、いつのまにかブスッと刺されてる、そんなお話たちです。…続きを読む

まるで少女漫画を見ているかのような可憐かつドラマチックな純愛です。 一度味わった挫折を忘れるように進学した学校で出会った先輩と、彼に導かれて足を踏み入れたうんりょー。 （そしてそ…続きを読む

世界遺産――人類が力を合わせて守り、未来へ伝えていくべき宝物。 そこにフォーカスをあてつつも、ラブコメディとして秀逸な今作。 愛すべきキャラクターたちが織りなすコミカルな展開と、二…続きを読む

日本最古のラノベと誉れ高い名作を、登場人物を中心に当時の風習を踏まえてわかりやすく解説する今作。原作のジャンルについては果たして異世界ものか、それとも恋愛ものなのか未だ結論は出てお…続きを読む

なごみ系異世界ものですが、コミカルな舞台展開とあふれんばかりのアイデアに毎朝追わせていただきました。 美香ちゃんも良いですが、（男の目から見ても）旦那さんが可愛くて微笑ましい理想…続きを読む

役に立ったり立たなかったり、いきり立ったり立たなかったり。そんななかでも、実際に立たなかったことはない道久君ですが、彼が迷い悩んだ時、先生はいつもそばにいてくれました。 こう書くと…続きを読む

『流行』、『自意識』、『創作論』の三篇から成り立っているこのあるあるですが、とても共感できます。とくに異世界ファンタジーに関する考察については、非常に鋭いものがあります。また、自意…続きを読む

展開としては関ケ原の戦い（味方の裏切りで勝負が決まる）。 結果としては大阪冬の陣（外堀も内堀も埋められ逃げ場もない）。 そして夏の陣で華々しく闇堕ちするスタンドマン道久の運命が定ま…続きを読む

「ゲームさながらのアクションが可能な仮想世界で互いに全力をぶつけ合う壮大な鬼ごっこをするとどうなるのか？」という答えがこれなのかな、と。前作の「深層」同様の超常現象を含め、近未来の…続きを読む

勇者も女神もポテンシャルが恐ろしく高いのに、出がらしスキルしかないから真面目にアホなことをやってるとしか思えない。 そんな序盤から結果を出し始めるにつれ、賛同を集める勇者と女神。…続きを読む

平成の現代にはない物が昭和の時代にはあったのだといろいろと教えられるお話です。話題的には中核となる、いじめも呪いも三角関係も、木のぼりも廊下に立たされることも今に始まったことではな…続きを読む

恋愛SFファンタジーというそれぞれの美味しいとこ取りをしたような、そんなお話。 こう言うと語弊があると思うけど出てくる男性がみんなイケメン（いろいろな意味で）。だけど超絶天然な主人…続きを読む

ラストの怒涛の展開までに積み上げられた序盤の流れが今となっては懐かしい。 至る所から血の臭いが漂ってくるので読み手を選ぶかもしれないけれど、逆にサイコホラー好きな方は必見です。 謎…続きを読む