★★★ Excellent!!! 地球の生態系の中で生きる生物の営みについて考えさせてくれる物語―。 中澤京華 メルヘン風の優しく心に語りかけてくるような物語の展開が魅力的で、自然へと注がれる作者のあたたなかまなざしが伝わってきます。 レビューいいね! 1 2019年3月1日 22:09
★★★ Excellent!!! 大地の物語! 雹月あさみ 虫たちが生きるためにお互い協力し合い今日も生きている。 彼らの日々の生活の中には、想像できないほどの出来事があり、強いメッセージや信念を感じました。 とある庭の小さな小さな虫たちの世界は、やがて想いとともに大きな世界へと繋がっていくでしょう。 童話の域を大きく超えた大地の物語です! レビューいいね! 1 2018年11月9日 00:37
★★★ Excellent!!! 大好きです、忘れたくないほど。 宮草はつか とある庭で働く虫たちと、虫たちに守られながらスクスク育つ植物たち。 彼ら彼女らの日常から、物語は始まります。 役割を全うする虫たちの生き方・考え方は言葉に宿り、心に響くものばかり。 愛らしい生き物たちから発せられるメッセージに、何度も心を打たれました。 思わず、格言としてメモをするほど。 生き物たちの想い、それを見守る人の想い、そして作者様の想い。 たくさんの気持ちが込められた作品だと感じました。 読んで良かったです。素晴らしい作品をありがとうございます。 レビューいいね! 1 2018年6月21日 19:41
★★★ Excellent!!! 命の讃歌 桜井今日子 舞台は誰もが脳裏に描くことのできる身近な庭です。そこで生きるさまざまな「いきもの」たちが個性豊かに暮らしています。植物も昆虫たちもそれからもちろん人間も。 うららかな春にはすべてが萌え出ずる きらめく夏には命が弾ける 実りの秋は絆が深まる そして訪れる冬 生きとし生けるものたちの瑞々しい毎日。 キラキラ輝くのは命の尊さ。 聞こえてくるのは命の讃歌。 巡る季節の描写のなんと美しいこと。 そして作者さまワールドに酔い、随所で登場人物(登場いきもの?)が語る人生(いきもの生?)の格言を噛みしめる。 作者さまの綴るすべての生き物への愛情あふれる物語を堪能してくださいね。 レビューいいね! 1 2018年6月1日 19:51
★★★ Excellent!!! 失われなかった希望と共に 星崎ゆうき 当たり前に存在していると僕らが思っているこの世界。しかし、そんな世界にも、沢山の命の繋がりがあって、自然は命の連鎖で美しく輝いている。 生物はただ「生きている」のではなくて、そこには豊かな「生活」があるんだ。だから、どんな「生」にも、世界にとっては果てしなく大きな価値がある。 そんな美しさをまとった世界が突如として消え去ろうとしたとき、「生」を守れるだけの強さを失わずにいられるだろうか… 続きを読む レビューいいね! 1 2018年5月22日 12:41
★★★ Excellent!!! 希望と光の庭にも冬が来る。それでも、命はいつか。 夷也荊 序盤は童話的なのどかで牧歌的な作品、と思いながら読み進めていくが、冬になって見事に小説となる希有な作品。 この作品の前半部分は、ある庭を構成し、守っていく生き物たちの物語。そして春、夏、秋に、それぞれ象徴的な小動物たちが登場し、人生にとって大切な物を心に残してくれる。例えば、「自分の役割は自分で考えることの重要性」や、または「自分の信じた道は開ける」といったテーマは作品に通底しているだろう。… 続きを読む レビューいいね! 1 2018年5月10日 07:50
★★★ Excellent!!! 命を繋げ、希望を繋ぐために、彼らは今日も働いている。 泡沫 希生 この話は、1つの庭が舞台。 そこにいる、虫たちは毎日忙しく働いています。季節をいつもと同じように、巡らせるために。 せっかちだったり、知りたがりだったり……。 まるで、人のように感情豊かな彼らが紡ぐのは、心に響く温かな物語。 時には読んでいて、切なくなることもあります。 でも、きっと、そんな中にも希望はあるのだと感じられ、考えさせられる物語です。 レビューいいね! 1 2018年4月29日 20:32
★★★ Excellent!!! 『手』 如月芳美 この物語における「手」は『何』を示しているのか。 それは、非常に物理的でもあり、論理的でもあり、 抽象的でもあり、哲学的でもあり、 「手」としての価値に縛られず、もっと大きな役割を持ったもの。 どんな単語をそこに当て嵌めてみても、 この物語に於ける意味合いとは異なってしまう。 その小さなくろまめの木が、歴史の証人となるのだろうか。 レビューいいね! 1 2018年4月28日 23:04
★★★ Excellent!!! 大人のための童話 叶良辰 そう、これは童話の世界。 そして同時にリアルな世界でもある。 そこに芽吹く命、つなぐ命、尽きる命。そんな命の物語。 人は何のために生まれ、生きるのか?ということをそのまま植物や虫たちに置き換えて考える不思議な哲学の中、一際輝く名言たち。 そんなワンダープロジェクトな世界、一度のぞいてみませんか? あっという間に経過する一年間で、きっとその意味、その全貌が明らかになることでしょう。 レビューいいね! 1 2018年4月28日 22:43
★★★ Excellent!!! 庭の中の小さな虫の世界での出来事です... @dolphy 虫たちの関係がすごく好きで、彼らの日常的なやりとりの中に信頼を感じます。本当に虫たちに起こってそうな身近なできごとや、それに伴う心情などが文字で表現されていてすごく好ましい作品でした。 レビューいいね! 1 2018年4月13日 10:42