タイトルネタバレご容赦ください。他に何も思いつきませんでした。
狂乱の文化祭シーズンも終わり、平穏な日常が戻ってきたようですが、おやおやなんだかヒロインちゃんがぷんすこなご様子。しかも過去のエピソードが差し挟まれ、どうにも根深い事情が絡んでいる模様。
いい!
これがいいんです。
アッパーに振り切った前作の後に、こういうちょっぴり不穏な展開はナイスです。
ツンデレもどこ吹く風の天然素材な彼女、今回は本当にツンツンしています。それはもう〈意地久君〉なるパワーワードまで出しちゃうくらいに。今作によって、自分の中でのヒロインちゃんの株が一気に上がりました。彼女、やればできるんですよ。ポテンシャルはあるんです。ただまあ空気を読んでポンコツを演じているだけで。普段はポジショントークに甘んじてるだけで。実はデキる娘っていう。ええ、きっとそうなんですよ。だって意地久君ですよ。意地悪道久君略して意地久君! コイツとうとうやりやがったって感じですよ。馬脚を現したなと。実はセンスの塊かよと。
対する主人公くんのオロオロ具合は……いつも通りですね。さすがの貫禄です。オロオロしつつも見事な粘り腰。鍛え方が違います。
テンションの差はあれど、文化祭編に劣らぬ面白さ。こちらも傑作です。