クロコウ!

作者 武州青嵐

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★★★ Excellent!!!

工業高校を舞台に、そこに通う生徒達のコメディストーリーです。

一つ一つの話が短く、文章もコメディらしくさっぱりしていてかなり読みやすいです。笑いどころが沢山あって本当に愉快なエンタメ作品であり、老若男女誰にでもおススメできます。

登場人物達のキャラクターも良くて、こんな楽しそうなクロコウに私も通いたい!と思ってしまいました。

何より作者さんが実際に工業高校の学生に取材して書かれたらしく、読んでいて「マジで!?」と思うのですが、妙にリアリティに溢れています。

★★★ Excellent!!!

青春とは何か! 今の俺の手元にある辞書で見てみると、人生の若くて生気にあふれる時代、とあった! さてこの意味を踏まえてこの小説を見てみよう! 特にそこに勤める先生方の言葉を見てみよう! 具体的な話数としては『藤原先生の言葉』、『担任の言葉』、『家庭科教師の言葉』辺りを見よう! 大丈夫、そこの部分だけで完結しているから、そこだけ見ても全く理解不能ということにはならない! ……見たな? ようし、今あなたが思った事を当ててやろう! 
「これが青春の子供にかける言葉かよぉ!(ギャグ的な意味で)」
とかそんなことを思ったはずだ! 少なくとも俺は何度も思ったぞ!

失礼しました。いつにもましてヘンテコなレビューとなってしまいました。
この作品は工業高校に通う高校生、織田を中心とした高校生の日常のお話です。(実話も元にしている部分があるそうです)日常、と書きましたがそこはやはり工業高校、過ごす日常や感性が一般高校とひどく違っています。たとえば第6話と第7話の「ニトロセルロース」。危険過ぎんじゃねーか!と1人突っ込みました(笑)ほかにも第20話~23話のイベント出店。かなり独特の販売物を出しているところや口げんかの仕方が、工業高校らしさを非常に感じました。日常でありながら日常とは一風違った工業高校の世界。あなたも是非とも見てはいかがでしょうか?

★★★ Excellent!!!

ラブはない。ロマンなどかけらもない。というかまず常識が通用しない。
ここは男子高校生たちを囲う監獄……ハイティーンの少年たちに苛酷な生活を要求する働く工業マンを生産する場所……
――と書くとなんだか重々しいドラマみたいですが、抱腹絶倒のコメディです。
えっ、工業高校ってそんなことするの!?の連続!
でも何となく想像できるところもあって、男子高校生という生き物は普遍的なものかもしれないと思ったりなどもする。
嘘です、ロマンはあります。他の誰が何と言おうとこれは青春です。ラブはないかもしれないけど、ロマンはあるのです。たぶん。
今のところの私のオススメは外国人観光客を案内するエピソードです。工業はあんまり関係ないですが、工業高校のプライドはかかっているとみた。いい男だよ、あんたたちは。

★★★ Excellent!!!

あらすじでも書かれているように、派手なバトルも恋愛も、この話には登場しません。
剣道部に所属していても、肝心の試合シーンは(第7話までのところでは)登場しません。
女子は出てきますが、果たしてどこまで甘い恋愛に繋がるのやら……
だけど、それがイイんです。

この話のキモは、高校生活の緩い悲喜劇そのもの。
緩いんですよ、登場する本人たちはともかくも。

よくよく考えれば、校則は尋常じゃなく厳しいし、地域に限りなく密着した変わった学校なんです。
でも、ドタバタコメディになる寸前で踏みとどまって、スッと次の日常に移っていく軽さが気持ちいい。

凝った心象表現や技巧も控えめで、スピードやカラッとした笑いが主になっています。
作者さんも楽しんで書かれたんだろうと(勝手に)想像できる、面白さ。

この上なく取っつきやすい話ですので、ぜひ皆さんもクロコウの世界へGO!