灯籠の村

作者 てるま

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★★★ Excellent!!!

旅行中偶然、灯籠村という村に立ち寄った大学生の拓海と茂木。その灯籠村と言うのが本当に良い村なのです。
宿に泊まればお代はいらない。食事は豪華なものばかり出てくる。まさに至れり尽くせり、ここは桃源郷か天国か。

……でもちょっと待って下さい。いくらなんでもそんなうまい話がそうそう転がっているわけがありません。
楽しい事ばかりが描かれているはずなのに、なぜだか読んでいくとおかしなところが目についてきます。実はこの村ヤバくないか?そうは思ってもなかなか種明かしはされず、ただ不安だけが積み重なっていきます。
果たして村が抱えている秘密とは何なのか?拓海と茂木は無事に村から出られるのか。
怖いのに真相が、そして二人の今後が気になり、読むのがやめられなくなってしまいます。

★★★ Excellent!!!

主人公・拓海と友人・茂木の二人は、とあることがきっかけで『灯籠村』なる不思議な村に招き入れられたところから、既に怪しい香りが漂います。

というのも、異様なくらいの高待遇!

豪華な食事に素晴らしい温泉に無料の宿泊、それだけではなく美しい女性による夜伽まで!!

その内に茂木の姿が消えて、物語はどんどん不穏な空気に満ちていきます。

コメディもとても面白いのに、ホラーでもこんなにも心を惹き付けるとは……てるまさんの筆力は、本当に恐ろしい!!

閉鎖された空間で、じわりじわりと忍び寄る恐怖に、いつの間にか囚われてしまう――徐々に追い詰められていく拓海のリアルな焦燥感を、美しい筆致で是非味わってみて下さい!

★★★ Excellent!!!

あの日……私は、すっかり忘れていた父の誕生日プレゼントを買うために家を出ました。
しかし、そのときまだ朝の8時。店はまだ開いていません。
ああ、困ったなあ。そうだ、店が開くまで、小説を読もう。
そうして、この『灯籠の村』を読み始めたのです……。

ああ、それからのことは、恐ろしすぎて言えません!
大学生二人が、ややムフフな目的で行った旅行先……雨の山道、ガス欠の恐怖、そして見えた一筋の光。
そう!それはまさしくホラーの導入!これはホラーですと言わんばかりの王道な導入!
その時点で、私はすっかり捉われていたのです、この村に!
そして見たのです……

エロス

その真髄を。
ホラーといえばエロス。エロスといえばホラー。
どこまでも王道を突いてくるこの作品。
それが、上手い。上手すぎる。

なぜ、なぜ止まらないの、ページをめくる手が!?
私は焦りました。いつの間にか、店が開く時間は迫っています。なのに、ページはまだある。
いけない。
私は、父の誕生日プレゼントのために……ああ、でも……

やめられない止まらない!!

……気づけば、最新話まで読み終わり、そして、レビューまで書いていました。
もはや、父の誕生日プレゼントなどどうでもいい……。
なんて、なんて恐ろしい小説なのでしょう。
時間のないときにこの作品を読んではいけません。
決して。
読み始めたら最後……あなたには、逃れられない恐怖が待っています。

そう……

気づいたら一気読みしているという恐怖がね!!!!

★★★ Excellent!!!

旅行中、偶然が重なってとある村に立ち寄った大学生の拓海と茂木。

その村でもてなされ、なんだか夢見がちになっている二人ですが……。

いや、良く考えて、と警告したくなるのは、私が女だからですか?
このお話。
男性が読むと、別の風景が見えますか?

私の目に今から映ろうとする風景は、とても禍々しく、そして恐ろしいような気がしますが。

男性諸氏の目にはいかが映りますか?

この作者様は『コメディ』が大変お上手で、私はそちらの作品からファンになりました。
『イヤホン』など、ホラー要素のある作品がありますが、がっつりホラーカテゴリは今回が初めてではないでしょうか。

コメディがお上手な方はホラーもお上手。
今後の展開に眼が離せません。

★★★ Excellent!!!

主人公たちが、山奥で一人の女性を助けたことから、村でおもてなしを受ける。

でも、それは「なんでそこまで?」という疑問を感じる。

帰ろうとする主人公たちを引き止めるふたりの少女。

会話の節々に残る謎。

続きが気になります!