おもてなしの裏にあるものは

旅行中偶然、灯籠村という村に立ち寄った大学生の拓海と茂木。その灯籠村と言うのが本当に良い村なのです。
宿に泊まればお代はいらない。食事は豪華なものばかり出てくる。まさに至れり尽くせり、ここは桃源郷か天国か。

……でもちょっと待って下さい。いくらなんでもそんなうまい話がそうそう転がっているわけがありません。
楽しい事ばかりが描かれているはずなのに、なぜだか読んでいくとおかしなところが目についてきます。実はこの村ヤバくないか?そうは思ってもなかなか種明かしはされず、ただ不安だけが積み重なっていきます。
果たして村が抱えている秘密とは何なのか?拓海と茂木は無事に村から出られるのか。
怖いのに真相が、そして二人の今後が気になり、読むのがやめられなくなってしまいます。

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