白河千桜の世界遺産手帳

作者 紺藤 香純

69

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★★★ Excellent!!!

世界遺産――人類が力を合わせて守り、未来へ伝えていくべき宝物。
そこにフォーカスをあてつつも、ラブコメディとして秀逸な今作。
愛すべきキャラクターたちが織りなすコミカルな展開と、二人の気持ちが急接近する中での最後の問いかけにはっとさせられました。

あなたにとって、世界遺産とはなんですか?

★★★ Excellent!!!

世界遺産検定を目標にして日々勉強している千桜と、その「同志」である英一君の交流がメインストーリーになる物語です。

旅行代理店に務めている千桜も、介護施設に務めている英一も、それぞれの職場で悩み事を抱えつつ、検定二級合格という同じ目標を掲げつつ交流を深めていきます。

「同志」として互いに接することに段々と無理が生じてきつつ、「勉強会」を名目に会い続ける二人なのですが、そんな関係に突如変化が訪れて……!?

一話ごとに、時に深く、時にさらりと世界遺産の話題が絡められており、エピソードの最後にはその世界遺産の簡単な解説がついています。
世界遺産に認定された経緯だったり、密接に関わる人々の思いだったりと、それぞれの世界遺産に馳せる思いは様々です。
作者様ならではの穏やかで瑞々しい空気感の中、二人の関係の発展をドキドキと見守りつつ世界遺産の知識を学んでみませんか?

★★★ Excellent!!!

カフェで偶然出会ったのは同じ「世界遺産検定」合格を目指していたカレ

旅行会社に務める千桜の一人語りで彼女の日常が描かれます。

前面に出てきてしまいそうになる「恋」を必死に後ろで隠そうとしている微笑ましさがとっても可愛らしいのです。

エピソードごとに世界遺産を織り込み、詳しい説明が添えられているので物知りになった気分になれます。

「ね、○○って世界遺産知ってる?」

きっと誰かにそう話したくなるエピソードがあるはず


果たしてふたりは検定に合格するのか

果たしてふたりは「同士」なのか

世界遺産が繋げたふたりのこれからを見守ってあげませんか?

コーヒーに甘みを足すように「ドキドキじれじれ」をお好みでワンスプーンずつ入れたくなりますよ。

さらなる広がりや繋がりを予感させてくれる程よい甘さの「読み心地の良い」ストーリーです。

★★★ Excellent!!!

一つのエピソードに、一つの世界遺産の軽い知識を入れて、同時に世界遺産の知識を高めようと励まし合う男女の恋模様を描いた作品。

知らなかった世界遺産には、新しい知識を。知っていた世界遺産には、ちょい足しの豆知識で新たな発見を。程よい深さで、世界遺産の良さを教えてくれるから読みやすいです。

また、主要キャストの男女が展開する恋模様にも注目。今後の二人にも目が離せなくなる内容なので、その二人の行方を見守りつつ、今回紹介されなかった他の世界遺産ついても知ってみようかなという好奇心が芽生えてきます☆



★★★ Excellent!!!

タイトルを見て『堅苦しい説明が長々と書かれているんでしょ』と思った方、そんな事はありません。

この物語は世界遺産が好きなOLの白河千桜が会社でトラブルにあったり、世界遺産好きの同士と交流する姿が描かれたり、その中でちょくちょく世界遺産に関する豆知識が挟まれているのです。
仕事にプライベート、日常で起こる様々な出来事の中で上がってくる世界遺産の話を聞いていると『そんな所があるのか』、『どうしてそれが世界遺産になったのだろう?』と思う事があり、読んでいると自然に世界遺産に興味が湧いてきました。

各話の最後には世界遺産について詳しい解説がされていて、物語を楽しむだけでなく勉強にもなります。
世界遺産に興味がある方は勿論、興味が無いという方も一度読んでみてください。知られざる世界遺産の魅力に気付くかもしれません。

★★★ Excellent!!!

 スマートニュース×カクヨム小説コンテストのために書かれた本作。

 テーマは、リーディング&エンタメ。

 本作の内容は、白川千桜が毎回いろんな世界遺産を紹介するという内容……というわけでもない。

 題名だけみると想像つかないが、本作は世界遺産についての小うるさい解説本ではない。
 よくある、「この国にはこんな世界遺産があって、これは〇〇で〇〇だから、○○なのよ!」的な説明が毎回繰り返されるかと思いきや、それはない。逆にまったくない。

 内容はちょいと可愛いOLの、会社や私生活でのちょっとしたエピソードがつづられているだけであり、その会話の合間に世界遺産の名前が出る程度。
 そして章末に簡単な世界遺産の解説がつくだけ。

 まったくスルーしてもいいし、解説だけ読んで「ふぅーん」でもいい。語彙を検索して、画像を見て、「えー、こんな綺麗な場所があるんだ」と、ちょっとした旅行気分を味わっても構わない。

 本作は、まったく何も強制しない。

 ただ、ちょっとだけ、読み手の興味をそそり、知らない世界の扉を5mmくらい開いて、チラリと見せる。

 あなたは、暇つぶしに本作を読むだけかもしれない。もしかしたら、書いてある豆知識をどこかで披露することもあるかもしれない。
 まったく知らない遠い国文化に触れ、感動するかもしれない。
 そして、もしかしたら、あなたは、やがて地球の裏にある、その場所に、本当に行ってしまうことに、なるかもしれない。

 最高の教師とは、生徒に火をつけるものだという。
 本作は読者になにも強制しない反面、いやだからこそ、もしかしたら火をつけてしまうかもしれない、そんな可能性を孕んだ作品である。
 なぁんて、書くと、ちょっと大げさだけど(笑)。

★★★ Excellent!!!

一話を読んで、確信しました。情報量や知識欲を満たしてくれること間違いなしです。早速応援させていただきます。このレビューは、後ほど書き換えいたしますが、まずは皆様に広めたく、レビューといたしました。

旅行気分もあり、作者さまは以前ケアという人間の深部を書ききっております故、その人間の描き方にもおおいに期待しております。
それでは、更新、頑張ってください。

みなさまも、是非世界遺産の世界と、作者さまならではの深い人間の切り取りに酔いしれてみてください。深さは保証します(*´▽`*)

★★★ Excellent!!!

世界遺産って「ああ、納得」な感銘を受け入れるものから、「え、なんで?」というものまで、様々なものがあると思うのですが、そのバックグラウンドを知ると、「ああそうか」と感嘆し、色々な想像を楽しむことは間違いなく。棚田の回は特に興味深く、この物語で触れなければ、知る機会がなかったと思うし、また地域にある棚田衰退の件もより深く考えたりしなかったでしょう。


世界遺産から始まる知己の物語。伝承が風化無きよう見守りたい、と物語を読み描くたび願うのです。

★★★ Excellent!!!

 様々な世界遺産を含んだ現代ドラマの最後に、その世界遺産の詳しい情報が提示される形で締めくくられる作品。
 主人公が仕事や人間関係に悩みながらも成長していく現代ドラマでもありながら、世界遺産の情報を得ることができて、とてもお得感があります。小生の出身地の友人がいる主人公には、とても好感が持てます。ちなみにそこは学校給食の発祥の地で、語尾が「の」で終わることで有名です。
 小生が一番好きな世界遺産は今回の知床だったため、ここでレヴューを書かせていただきました。知床をセレクトしていただいて、とても嬉しいです。扱いにくかった所でもあるはずなのに、しっかりドラマと絡んでいたので、その手腕には脱帽です。
 この作者様はこの他にも世界遺産が絡んだ作品を執筆されており、作者様の世界遺産愛が感じられる作品に仕上がっています。
 現代ドラマだけでなく、一話読むごとに一つの世界遺産の知識が得られるという作品。世界遺産に興味がなかった方にも、元々あったという方にも、お勧めの作品です。
 是非、ご一読ください。

★★★ Excellent!!!

名前は知っているけれど、なんで世界遺産になったのかよく分からない…。と思っている全国100000000人の皆さま。学校で勉強した知識にプラスして、意外と知らない、世界遺産になるまでを手軽に知ることができるのは魅力的です! そして、いつか、誰かに、ドヤ顔で話すのです。(機会があれば…)