「世界遺産と同士」にドキドキじれじれをワンスプーンずつ足してみたら
- ★★★ Excellent!!!
カフェで偶然出会ったのは同じ「世界遺産検定」合格を目指していたカレ
旅行会社に務める千桜の一人語りで彼女の日常が描かれます。
前面に出てきてしまいそうになる「恋」を必死に後ろで隠そうとしている微笑ましさがとっても可愛らしいのです。
エピソードごとに世界遺産を織り込み、詳しい説明が添えられているので物知りになった気分になれます。
「ね、○○って世界遺産知ってる?」
きっと誰かにそう話したくなるエピソードがあるはず
果たしてふたりは検定に合格するのか
果たしてふたりは「同士」なのか
世界遺産が繋げたふたりのこれからを見守ってあげませんか?
コーヒーに甘みを足すように「ドキドキじれじれ」をお好みでワンスプーンずつ入れたくなりますよ。
さらなる広がりや繋がりを予感させてくれる程よい甘さの「読み心地の良い」ストーリーです。