悪魔祓いで高名だった過去を持つ家に生まれたシアン。
しかし今は、金策に走らなければならない程貧乏な貴族の家。
シアンも悪魔の存在を信じず、アルバイトを探しながら学生生活を送っていました。
しかし、大変ながらも平穏な彼女の日常に、一石が投じられるのです。
波紋の正体は、学校一のモテ男―オウマくん―。
彼には、人には言えないある秘密がありました……。
オウマくんの負い目、力への嫌悪。その内にある優しさ。
シアンの(最初は多少の下心があったとしても)懸命な姿勢。
やがて、物語は二人をとんでもない危機へと導いてしまうのですが……
二人だけではなく、物語を彩るのは個性的なキャラクターたち。
果たして、二人はオウマくんの願いを叶えることが出来るのでしょうか?
それは、本作をお読みいただくしかございません(*^^*)
糖度高めの恋愛物語でもあるので、にやにやも出来る事間違いなしです。
魅了の力がダダ洩れなサキュバス/オウマ君。
貧乏貴族ながらもたくましい鈍感女子のシアンちゃん。
しかしオウマ君は自分の血が引きおこすこの能力にうんざりしていました。
そんな彼が頼りにしたのが悪魔払いの家系であるシアンちゃん。
シアンちゃんはその家系ゆえか性格ゆえか、オウマ君の魅了の力に影響を受けません。
かくして始まる物語とは……
コメディーですよ、コメディー!
悪魔が出てくるのでファンタジー要素たっぷりです。
さらに年頃の男女、しかもインキュバスともなれば恋の話も出てきます。
とにかく喜怒哀楽を詰め込んで、ストーリーには伏線をたっぷり詰め込んで、実に面白い物語になっています。
終盤に向けて盛り上がっていく感じは、読書の楽しみそのものです。
さらに二人のキャラクターが織りなすすれ違いはまさにラブコメの王道。
しかもその語り口が実に軽やかでページをめくる手が止まりません。
男性も女性も、若い人から大人までしっかりと楽しめる物語。
ぜひ読んでみてください!
イケメンモテ男のクラスメイトは、実はインキュバス!
しかも魅了の力に悩んでいた!?
多くの女の子をメロメロにするその能力が、主人公シアンには全く通用しません。
ええ、全くといっていいほど全く。
イケメン王子様なインキュバス・オウマ君より食い気。
少女漫画的な展開で接近しても、美味しいお弁当を分けてくれた人としか認識しない圧倒的鈍感力です。
おまけにオウマ君も、とんでもなく不器用。
それでもシアンが危ない目に遭えば助けに来てくれたり、シアンも彼のために体を張って頑張ったりと、どんどん距離が近付いていく様にニヤニヤが止まりません!
不器用と鈍感、だけど互いのことを大切に思い合うようになっていく二人にキュンキュン不可避!!
ひとたびページを開けば、ピュアなドキドキが待っています♡
彼の悩みは「女の子にモテすぎて困る」こと
なにをふざけたことをと思いがちですが、
彼には切実な悩みでした。
彼の意思とは関係なく
「女の子を魅了してしまう」インキュバスだったのです。
そんな彼の悩みを解消してくれるよう依頼された主人公のシアン。
シアンには彼の「魅了の力」が効かなかったのです。
さて、インキュバスの彼オウムくんと悪魔祓いの家系のシアンちゃん。
オウムくんの悩みは解消されるのか。
そして物語が進むにつれてシアンちゃんに起きるココロの変化。
「魅了の力」をなくすことはできるのか。
最後に芽生えた「魅了の力でないチカラ」
楽しく読み進められる無月ブランドの魔法ストーリーです。
学園で大人気のモテ男エルヴィン・オウマくんは、実はインキュバスだったのです。
って、それ悪魔じゃん! といっても、先祖が悪魔で、その血を引く彼には魅了の能力があるというだけなのですが。
よーし、そうなりゃ女子ども喰いまくりだぜー!とならないのが、このお年頃の少年。彼は、だだ洩れする自分自身の魅了の力に苦しんでいました。
そんなとき、偶然出会ってしまうのが、貧乏貴族の女子シアン・アルスター。
お家にお金がないから、お弁当は毎日エコノミーなおにぎり。いつもバイトを探して面接を繰り返していますが、没落したとはいえ貴族のお家柄。なかなか見つからないようです。
ところが彼女にはなんと、オウマくんの魅了の力が効きません。なんでもシアンは悪魔祓いの家系であるとか。
そこに目を付けたオウマくんは、シアンに高額の報酬と引き換えに、自分の魅了の力を抑え込む方法を探してもらうよう依頼するのです。
ここに、魅了の力をなくしたいモテ男と、報酬に目がくらんだ貧乏女子の、最強(か?)タッグが生まれるのでした。
自らの悪魔の力に苦しむオウマくんと、悪魔の存在なんてまったく信じていないシアンの、魔力を消すためのミッションがここにスタートします。
が、ことはそう上手くは進まず……。
二人の秘密の作戦は、周囲から誤解されたり、魔力が暴走したり。やがて二人の間にもすれ違いが生まれていくのです。
魅了の力をなくしたい悪魔少年と、報酬目当てに無茶な依頼を引き受けてしまった鈍感女子。
果たして、二人のあいだにある深い溝は埋まるのでしょうか? シアンはオウマくんの悪魔の力を消すことはできるのでしょうか?
そして、学園一のモテ男が、最後に選ぶのはいったい誰?
モテすぎて困る。なんて、各方面を敵にまわしそうな悩みですが、インキュバスの末裔であるオウマくんにとって、それは非常に切実なものでした。
なにしろ、目があっただけで相手がストーカー化するというのだから笑いごとではありません。
そんな彼から助けを求められたのは、悪魔祓いの末裔である主人公シアン。
さらには、いろんな意味でものすごーく強力な助っ人ホレスも加わって、オウマくんの悩みを解決すべく、奮闘の日々がはじまるのですが――
どきどきハラハラな前半と、いい具合にこじらせた、後半のジレジレ展開。異世界ファンタジーとしても、青春ラブストーリーとしても楽しめる、一粒で二度三度とおいしい胸きゅんファンタジーです。ぜひ読んでみてください。
中世ヨーロッパ風の異世界。ちょっぴり現代日本も混じって。
学園ものです。
下級貴族の娘、シアンはバイトを探しています。
面接で落ちること5回。
ドジっ子なわけではありあません。たぶん。
貴族なんてお高くとまって、使えねえと思われているからです。
親友の平民パティは、シアンのおうちって貧乏なのねとビックリ。
いやいや、そこまでではないから。
そんなこと言っていると教室にモテ男がやってきます。
オウマくん。
パティもオウマくんの美貌を見て心を癒します。
さすがにモテすぎじゃない? そこまでかなあ。
シアンには美貌が通じないみたい。
すべてには理由がある!
オウマくんがモテすぎるのも、シアンにはそこまでモテるのが不思議なのも。
オウマくん、悩みがあって
シアンの家にやってきます。
シアンはお仕事にありつけそう。
でも、そのお仕事は。うっそー! となります。
どんな女子にも超モテモテ、学校一のイケメン王子・オウマ君。
そんな彼を見ても、ただ一人何も感じないという主人公・シアン。
「へっ……おもしれー女」
……とはならないのが、この作品。
「モテ体質を治したいインキュバス」というキャラ設定の時点で面白いんですが、良いなと思ったのは、オウマ君がごくごく真面目で常識的な人だということです。
「モテすぎて困る」という多方面に喧嘩売ってるような悩みも、シアン視点で話を聞くうち、「どうにか解決してあげたい」と自然に思えました。
自分の嫌いな部分を消してしまいたい。
そう思ったことがある人は少なくないはず。
だけど持って生まれたものを、簡単には捨てられません。
物語の佳境、オウマ君はある方法で悪魔の力を克服します。
それはもちろん努力の成果なのですが、彼は嫌いだった自分の能力を受け入れ、逆に武器とすることに成功するのです。
すごーく良いシーンなので、ぜひ本文でお確かめください。私ゃ涙が滲みましたよ……
シアンとオウマ君のじれじれした関係も、真面目で爽やかで微笑ましいです。
個人的な推しは、二人に協力してくれた変わり者の秀才幼馴染・ホレス。笑えるしG☆Jなキャラでした。
物語のテンポや緩急も素晴らしく、ラストはちょっと可愛いときめきで締め括られる、素敵な作品です!
なんて一生に一度くらいは言ってみたい台詞ですけど、この小説に出てくるオウマ君は、そのモテっぷりにうんざりのご様子。
というのも彼、インキュバスなんです。
女の子を魅了しちゃうという特別な力があるせいで、彼の意思とは裏腹にモテまくってしまうという。
えっ、普通に羨ましいけど!?
なんて思っちゃうのは私がモテない人生を送っていたからなんですが(笑)
だけどそこへ救世主登場!この小説の主人公シアンちゃんです!
何せこの子、色気より食い気!!この説明間違ってないはず!!
さらには超強力な助っ人ホレス先輩も加わって、オウマ君の力をコントロール出来るように頑張るのですが――!?
コメディ要素もありながら、しっかりキュンもさせてくれるラブコメです!
貧乏貴族の娘《主人公》の先祖は悪魔祓いとして昔は名を馳せていたが、今は廃業しその能力もない。
そんな主人公に学園一のモテ男が急接近し、自宅に訪ねてくる。
これは恋の告白か!?と、読者としては胸を躍らせますが、彼の目的は悪魔祓いの依頼でした。
彼の先祖はインキュバスという悪魔で、異常なモテ方はインキュバスの魅了の力によるもの。
高額な報酬と引き替えに悪魔祓いを依頼され、その力もないのに主人公は引き受けることになります。
奇想天外なキャラ設定。
まさかモテモテの彼が悪魔の姿になるとは、誰が予測できたでしょうか。
悪魔祓いではなく彼を救うために生気を送る主人公。その方法は、女子にはちょっと恥ずかしい××繋ぎとか。××とか。
果たしてモテモテ男子の悪魔祓いは成功するのか?
魅了の力よりもっともっと強力なもの。
それは……。
ドキドキの結末に、思わずニンマリ。
めちゃくちゃモテて、チヤホヤされる……そういう人に憧れたことがある人は多いはず。
でも実際にそんな事が起きた時、モテてる本人はどんな気持ちがするのでしょうか?
もちろんチヤホヤされるのが嬉しい人には天国でしょうが、そんな風に扱われるのが苦手な人だったら……??
読んでいくうちにモテモテのオウマくんが羨ましい!という気持ちから、オウマくん大変だな……って気持ちになっていきました。
モテれば良いってものではないんですね。。。
主人公のシアンはモテモテで困っているオウマくんを救うべく行動を起こします!
オウマくんはこのモテモテ地獄から開放されるのか!?
読んで確かめてみてください☆
こんなことを言ったら、周囲にいる人間はおおいにムカッとするのでしょうが、それもそのはず、彼は悪魔のインキュバス!
メガネ越しで見るだけで女性に惚れられ、メガネを取って見詰めただけで、心までをも魅了する。
こんな素敵な力だけど、生真面目な彼は悩んでます。
ただ一人を除いては!
元は悪魔祓いの家系でも、今となっては「そんなもの居るわけないっ」と笑い飛ばす、彼の魅了の力よりも落としたおにぎりを気にする食い気の少女、貧乏貴族のシアンちゃん。
この二人だけでも読みたくなってしまう、素敵な作品です。
じれじれずれずれ、二人の織り成す異世界スクールラブコメ、どうぞお楽しみください。
貧乏貴族の娘・シアンは今日も今日とて、「腐っても貴族だから」という理由でアルバイトの面接に落ちて落胆中。
が、先祖が悪魔祓いだったという彼女のもとに、高額な悪魔祓いの依頼が!
それは……。インキュバスの血を引くがゆえに、モテすぎて困るクラスメイト・オウマ君の力を抑えること!?
インキュバスの血を引くがゆえにモテすぎて困る、という設定の巧さに感服です!
オウマ君は文句なしのイケメンで格好よく、ヒロインのシアンちゃんは可愛くもあり、意外と胆が太くて男前なところもあり……。
魅力的なキャラクター達が織りなすじれじれ恋愛ファンタジー。ぜひぜひ、楽しんでくださいませ(*´▽`*)