このヒロインちゃんと幼馴染であるからにはある程度避けられない宿題ミッションなのですが、今回は子育てという難題をも課せられてしまった我らが主人公くん。面倒見がいいといいますか、ここまで来るとお人好しにも程がありますが、エアコン込みの快適な環境ならそれもまた悪くないのでしょうか。
それにしても宿題編の悪戦苦闘ぶりは、読んでいて楽しいことこの上ないです! テクノロジーの力を借りても、正答を導き出せないヒロインちゃんの不思議体質。そのくせちっちゃい子の気持ちはしっかり捉えているという。
アナログとデジタルの概念を超えた、驚くべき逸材に見えなくもないのですが、如何せん勉強をしないことにパラメーター全振りしちゃってるので、単なる怠惰な女の子に見えてしまいます。
ええ、ほぼナマケモノです。
……主人公くん、色々と頑張れ!
夏休みの宿題は生徒の学習面の成長を促すため
決して楽しい時間を奪うためではありません
小さい子の面倒を見ることは自分自身を成長させてくれます
自分が小さかった時のこと、優しい想い出、そんなことに思いを馳せながらの「魔の二歳児」と過ごす平成最後の夏休み
子育ては親育て
子供は親の背中を見て育つ
心地よいエアコンの効いたお部屋の中で繰り広げられるほっこり温かストーリー。
特別編への導入も兼ねています。
居心地のよい「日帰り合宿所」にあなたも是非(^_−)−☆
ところで、子育てって子供って誰⁉️
え? まさかの道久くん……💦💦
大丈夫、パパではないので安心して読み進めてくださいな。
大学時代に知り合いの子がもう一人女の子を連れて来て私のところに来ました。
「この子、私の妹なんだけど、数学を教えてあげてほしいの」
ああ、だから制服なのですね。全然お姉さんと似てないけど、と思っていたら、その妹さんは言いました。
「今からみんなでカラオケ行こっかー!」
……くだらない実話はさておき(姉妹で意志を統一してから来てくれ!)本題に入りますが、人に何かを教えることは本当に難しいですよね。幼児に対しては更に難しいです。しかも、ほんのちょっとしたボタンのかけ違いがその子の人生を左右するきっかけになったりするので、責任重大だったりもします。
家族だと互いに思っていることをズケズケ言って感情的になりやすいから「親は自分の子供に教えない方が良い」と言いますけど、幼児の場合はそんなわけにもいきません。都合よく優秀なベビーシッターが見つかったらいいですけど。
……そんな都合の良いベビーシッターに任命されて悪戦苦闘する道久君と、幼児のうちに悪の英才教育を施そうとする穂咲ちゃんの華麗なバトルが今日も繰り広げられます。