とかげくんとすいりゅうさん

作者 早瀬 翠風

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★★★ Excellent!!!

村のはずれの松の木の上でいつもお昼寝をしている龍神さま。
そんな「すいりゅうさん」に憧れてやまない、ちいさなちいさなとかげの男の子の物語です。

子どもから大人まで、誰もが楽しめる素敵な童話ですが、艶やかで流れるように美しい作者様の文章は健在です。
厳かで美しいすいりゅうさんの姿や、小さく可愛らしく愛に溢れたとかげくんの日常をうっとりほっこり堪能できます(*^_^*)

けれども、とかげくんの成長と共に、彼の過酷な宿命が明らかになり、辛く悲しい時期が訪れます。
それでも、常に寄り添ってくれるすいりゅうさんや家族の愛に支えられ、とかげくんは懸命に試練を乗り越えていきます。

最新話までの現在は、とかげくんがようやく試練を乗り越えて、未来が見えてきたところ(かな?)
それでも彼の無邪気さや純粋さ、優しさは失われていません。
すいりゅうさんと寄り添いながら新たな道へと向かっていくとかげくんをずっとずっと見守っていきたい気持ちでいっぱいです!

★★★ Excellent!!!

とかげの「とかげくん」と、「水神」の「すいりゅうさん」の、好き、のお話です。

とかげくんは、すいりゅうさんが大好きで、すいりゅうさんに近づきたくていろいろ頑張ります。

その姿がとてもいじましくて、良いのです。良いとしか言えないのです。すみませんが、あとは読んでください。きっと好きになるでしょう。

このレビューを書いている時点では、まだまだお話は途中ですが、とかげくんとすいりゅうさんが、どんなとかげと水神になるのかを見ていたいな、そんな風に思うお話でした。

みなさまもぜひ、ご一緒に。

★★★ Excellent!!!

第一章の、すいりゅうさんの描写のきれいさに感激してそのまま現在まで、のんびり拝読しています。
とかげくんも成長と清らかな心と、とかげくんの健気さに頑なだった心をほぐされていくすいりゅうさん。
おもしろい童話は、大人が読んでもおもしろいのだと教えて頂いています。

★★★ Excellent!!!

大きくて美しく、強大な力を持つ「すいりゅうさん」(水神)と、すいりゅうさんに憧れ、その想いを溢れさせて彼に毎日会いに来る、小さな蜥蜴の子。小さな小さな身体で、巨大な水神に何とか近づきたい子蜥蜴の一途で微笑ましい努力と、それがごく僅かずつ実っていく経過を非常に細やかに、愛らしく描き出す、美しい絵本のような物語です。

子蜥蜴の語り口は、小さい子供らしく、この上なく平易な言葉遣い。それでありながら、その心情はずしりと重みを持つほどに真実をしっかりと突き、ジワリとした深みを持っています。作者様の選び出す言葉の的確さに深く感嘆させられます。

作者様の感性なしには表現できない、繊細な色彩に満ちた世界。多くの方に是非味わっていただきたい、独特の深い味わいを持つ物語です。

★★★ Excellent!!!

すいりゅうさんを通して、成長していこうとするとかげくんのいじましい姿が可愛いらしくてキュンとします。
またすいりゅうさんも孤独過ぎて孤独である事すら忘れていたのを、声を掛けるだけで潰してしまいそうな小さな小さなとかげくんを通して、心に血が通っていく様も優しい気持ちになります。
優しいおばさんの愛情を一身に注がれつつも、両親を知らないとかげくんと、他のためだけに務めを果たし、己の幸せを感じることもなかったすいりゅうさんの交流がこの先どう変化していくのか楽しみです。

★★★ Excellent!!!

まずはページを開いてみてください。

滑らかで美しい水彩画の挿絵が眼前に広がります。

そしてその挿絵が動きます。
風が吹く。
花が揺れる。
とかげくんが手を伸ばす。
すいりゅうさんの鱗が光る。

次に心が動きます。
とかげくんの微笑ましさに。
すいりゅうさんの凛々しさに。

美しい言の葉が描くこれは『読む絵本』

大事に心の本棚に仕舞いたくなるとっておきのお話です。
あなたの本棚にもぜひ。
心で見ることのできる素晴らしい作品です。