概要
【書籍2/10発売】最下位の皇子と最悪の炎の魔物の伏魔戦争【第一部完】
※ 旧題『龍久国継承戦:九人の皇子と九柱の大魔』
「戦うイケメン」中編コンテストで優秀賞を受賞しました。ありがとうございます。
書籍化につき改題。2/10発売。アニメイト、メロンブックスで特典あり。
龍の死骸から生まれたとされる龍久国は、龍脈から得た力で皇帝が治世を行い、九人の皇子は龍が産み落とした九柱の大魔を従え、繁栄を続けていた。
長い統治で大魔の一柱は封印され、皇位継承権最下位の第九皇子・紅運は魔物を使役する力を持たず、倦んだ日々を送っていた。
皇位は完全無欠の第一皇子に譲られると誰もが思っていたが、崩御した皇帝の遺言は「九人の兄弟で殺し合い、全ての大魔を従えた者が次期皇帝となる」というものだった。
混乱の中、ひとりの皇子の暴走により王宮は災禍に包まれる。絶体絶命に追い込まれた
「戦うイケメン」中編コンテストで優秀賞を受賞しました。ありがとうございます。
書籍化につき改題。2/10発売。アニメイト、メロンブックスで特典あり。
龍の死骸から生まれたとされる龍久国は、龍脈から得た力で皇帝が治世を行い、九人の皇子は龍が産み落とした九柱の大魔を従え、繁栄を続けていた。
長い統治で大魔の一柱は封印され、皇位継承権最下位の第九皇子・紅運は魔物を使役する力を持たず、倦んだ日々を送っていた。
皇位は完全無欠の第一皇子に譲られると誰もが思っていたが、崩御した皇帝の遺言は「九人の兄弟で殺し合い、全ての大魔を従えた者が次期皇帝となる」というものだった。
混乱の中、ひとりの皇子の暴走により王宮は災禍に包まれる。絶体絶命に追い込まれた
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「おまえにはわからない」これは昏いところで繋がった兄弟の《殺しあい》
龍久国は九に分かたれた龍の亡骸から建国された。死んだ龍の腹からは九柱の大魔が産まれ、其々を従える九人の皇子は妖術をもちいて国を護ったとされる。
時は流れ、九の大魔のひとつが封印された。
それでも皇子を九人設ける習わしは続いていた。
つまり、末の九男だけは皇子でありながら大魔をもたず、妖術もつかえない。
九男・紅運は何の才能も持たぬ無能であった。
だが崩御した皇帝が「兄弟で殺しあえ」と取れる遺言を残したことから、事態は急変する。
「皇帝になりたくないのか」
兄からの問い掛けに紅運は考える。
ずっと考えまいとしていた。万に一つの望みもないと。
だが幼い頃は確かにおもっていたのだ。
纏足で歩…続きを読む - ★★★ Excellent!!!傾国と妖魔が踊る、宮中化け物バトルここに開催!!
このお話は、傾国の毒花の醸す薫香が肺を満たしそうな宮廷の闇と、
多彩な妖魔達の異能を操る皇子達の戦いと成長の物語です。
この作者様の文章の魅力は、確かな知識から来る緻密な背景描写や心情の描写にあります。
目を閉じればすぐに瞼の裏に、色鮮やかな朱塗りの宮殿や、音や匂いに溢れた市場が浮かび、
丁寧に一人一人磨かれて個性を出したキャラクター達の行動に目が離せなくなります。
主人公の紅運と、封じられていた焔の大魔・狻猊。
焼けた手と手で握り合う、人と妖魔のブロマンス。
継承位最下位、日陰に燻っていた皇子の瞳に夜空を焼くような炎で妖魔は笑う。
是非ご一読ください。