概要
彼にはファッションモデルをしている妻かな子がいる。
不釣り合いだといわれる夫婦だが、その日常生活は……
自由すぎるかな子に振り回されながらも、献身的に尽くす夫ヒロのドタバタ胸キュンラブコメディ。
謎のゆるキャラに家庭を侵略されかけたり、かな子の鬼マネージャーに罵倒されたり、元カレエピソードを自分と混同されたり、あげくには、名前をまちがえられたり。
それでも彼女が好きなんです!
真夜中に叩き起こされようとも、理解不能な沸点で叱られようとも。
大好きなかな子のために、健気にがんばる姿が笑いを誘う……はず。
果たして、妻かな子のほうは、ヒロくんのことが好きなのか、どうでもいいのか、もはや空気なのか。
それでも、ヒロくんのほうも、もっさり
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!徹頭徹尾な作品。最初からずっと、こんなテンションです。
作品タイトルに惹かれ、長くフォローしていました。完結しないと読み始めないタイプなので、随分と待ったように記憶している。
そして、オカシイ妻は精神疾患系の異常者で、本作品は映画ミザリーに似たサスペンスホラーと思い込んでいた。実際は、その対局とも言えるラブコメだったので、非常にビックリした。念の為に書いておくと、名は体を表す典型的な好タイトルです。
では、作品に関するレビューを一言。
新婚ホヤホヤでも此処までは…と呆れそうだが、歳を取って物忘れが激しくなると、夫婦の遣り取りは本作品に近くなる。丸っと一緒にはならないが。幼児退行って言う奴ですな。
それはさておき、登場するヒロくんはかな子さんを騙…続きを読む - ★★★ Excellent!!!変わり者の妻としっかり者の年下ダンナの織り成す極上コメディ
かな子さんは確かに変わってます。
うん、少々オカシイところがあります。
天然なところが多々あります。
でもかわいいんですね、その存在自体が。
なんというかまっすぐにおかしな方向にずれているんですね。
それを支えるのがヒロ君。
かな子さんにメロメロなのが彼の弱みかもしれません。
だからこそ、彼のサポートは完璧で、そのジェラシーも本物です。
でもって、その二人の生活が面白おかしくつづられたのがこの物語。
かな子さんの思考に笑いつつ、サポートするヒロ君に同情しつつうらやましく思いつつ。
やっばり二人の日々の生活がなんとも楽しいのです。
あれよあれよというまに、つらつらと読み進めてしまいます。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!彼の妻は少し……オカシイ(少し?)
やだなぁ、少しだけですよ、ほんと。
少し。すこーしオカシイだけ。
だって、その妻、かな子さんっていうんですけど、高校ではマドンナって言われちゃうくらいの美人さんなんですよ?
もうほんと可愛いは正義。
そんでいまも職業はモデルさんですよ?モデル。デルモですよ、デルモ。
もうほんと可愛いは正義なんですって。
だからそんなに可愛い可愛い姉さん女房かな子さんだから、
多少のアレな部分は目を瞑りましょう。
例え、晩御飯がどら焼きでも。どら焼きでもね?
例え、トマトのお化けが出て来る夢を見た、って夫婦の危機が訪れてもね?
例え、緑アフロの黒タイツ熊に熱烈なラブコールを送っていても、です。
それを…続きを読む - ★★★ Excellent!!!少しおかしくて、だけど大好きな僕の妻
『僕』ことヒロくんの妻かな子さんは、美人で明るくて優しい人です。そんな奥さんで、ヒロくんは幸せいっぱい。だけどそんなかな子さん、ちょっとおかしいのが玉に瑕。
晩御飯がどら焼きだったり、お友達がお人形さんだったり、本当にちょっとか疑わしくなる事だってあります。
そんな人と毎日一緒にいたら、ヒロくんだって時には疲れる日もあります。特にかな子さんの推してるゆるキャラ、くまボンを家に連れてきた時なんてもう大変。
ですがそれでもヒロ君は幸せです。どんなに大変な目に遭っても、なんだかんだでかな子さんの事が大好きですから。
おかしな夫婦の、ほっこり笑えるラブラブコメディです。 - ★★★ Excellent!!!僕の妻は大分オカシイ
タイトルに偽りがあります。『少し』ではなく、大分オカシイですよこの妻は。明るくて美人なのですが、やる事なす事がことごとくズレているのです。
そんな奥さんの奇行に、いつも苦労する旦那さん。大変な事も多いけど、それでもいつも笑っていられるのは、やっぱり奥さんの事が好きだから。
ちょっと……いえ、かなり変わっているのですけど、仲が良いのですよこの夫婦。お似合いのバカップルです。
奥さんに振り回される旦那さんの様が、とても愉快なラブコメディ。各章ごとに話が独立していて、サクッと読むことが出来ます。
個人的に好きなのは『くまボンの恐怖 編』です。ツボにはまって大笑いしました。 - ★★★ Excellent!!!かな子さんが隣にいるような感覚。
天然ボケの妻・かな子さんに振り回される主人公の物語です。
この物語の最も大きな特徴は、かな子さんがとても可愛いという点です。まるで桃色の綿菓子のような――もっと言えば、桃色の綿菓子を舐める女の子のような、ふんわりとした、ほんわりとした可愛らしさです。
かな子さんはかなりの変人ですけど、最近の創作物によくあるような奇矯な可愛らしさではありません。かなりエキセントリックな性格のはずなのに、妙なリアリティがあるのです。読み易いけれども軽すぎない文章のお陰でしょうか。まるで本当にかな子さんが隣にいるかのような感覚となってくるのです。
最も近い比喩を用いるならば、ゆるキャラの大きな抱き枕をぎゅー…続きを読む