概要
【書籍化】王を害すると託宣を受けて辺境に捨てられた少女は王の后となる。
「この娘はいずれ王を害するであろう」
生まれたときにそのような託宣を受け、都から遠く離れた御廟で生涯を終える筈だった鈴雪は、王の手で都へと連れ戻される。王の后となる為に。
大人の力に抗える筈もなく、ただただ泣きじゃくる鈴雪を疎んじた王は、幼い后を後宮の外へと出すことにした。
そうして、時は流れ――都には、王が世継ぎに恵まれないのは、王宮を追われた鈴雪の呪いだという噂が流れ始めた。
成長した鈴雪は再び後宮へ連れて来られるが、そこは今も昔も、女達の嫉妬と陰謀が渦巻く世界だった。
※閲覧前にタグのご確認をお願い致します。ご希望の結末にならなくても当方では責任を負いかねます。
※書籍1~2巻、富士見L文庫様より発売中
※コミカライズ連載中→https://comic-walker.co
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!正反対の予言を背負った娘が、呪いを暴く。
誕生の際の占いの結果が重んじられる国。
その中で、『この娘は、やがて王を害するだろう。しかし、必要でもある』という不思議な託宣が下された宗銀珠。
その予言の後段を信じた時の王により、彼女は「鈴雪」と名を改め、後宮に迎えられます――
というところから始まるすったもんだ。
国王は本当に「害され」たようで、その後宮は、生まれた子供が次々に死んでいっていました。
その後宮の主として、事件の解決を目指す鈴雪の活躍が今作のメインストーリー。
どいつが犯人だとヤキモキさせられる前半から、怒涛の解決を見る後半まで。目を放せません。
呪いの正体には、唖然となると思います。それだけでも知っていただきたい。
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