【書籍化】王を害すると託宣を受けて辺境に捨てられた少女は王の后となる。
※2021年4月15日書籍第1巻発売!
「この娘はいずれ王を害するであろう」
生まれたときにそのような託宣を受け、都から遠く離れた御廟で生涯を終える筈だった鈴雪は、王の手で都へと連れ戻される。王の后となる為に。
大人の力に抗える筈もなく、ただただ泣きじゃくる鈴雪を疎んじた王は、幼い后を後宮の外へと出すことにした。
そうして、時は流れ――都には、王が世継ぎに恵まれないのは、王宮を追われた鈴雪の呪いだという噂が流れ始めた。
成長した鈴雪は再び後宮へ連れて来られるが、そこは今も昔も、女達の嫉妬と陰謀が渦巻く世界だった。
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