探偵が終わったら、死んでやる

作者 夜野 舞斗

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Good!

探偵小説の概念を覆す作品です。普通の探偵ものと思って読み始めたら、驚きの連続なのは間違いなしです。え? 探偵さん……? と思わず思ってしまいました。サブタイトルも拘っている感じがして、読み進める楽しみがあります。よく、このサブタイトルを考えたなと感心してしまいました。

★★★ Excellent!!!

主人公の彼は探偵が嫌いである。
探偵とは元来、正義のヒーロー、常に皆から求められ尊敬される存在だった。しかし、この小説ではその常識は通用しない。探偵が“悪”として書かれるこの小説は、古くから書かれてきた探偵小説というくくりに真っ向から対抗する異色の作品である。
おそらく、探偵小説を読み慣れていれば読み慣れている者ほど、興味深く読み進めることができるだろう。

★★★ Excellent!!!

小説やアニメなどあらゆる作品に登場する探偵は、華麗に謎を解き明かしハッピーエンドへ導く……のですが、そんな出来事が頻繁に起きるものでしょうか?
この作品に出てくる探偵は、名声のために手段を選ばず謎を明かそうとします。挙げ句の果てには世界の滅亡まで企むのです。
探偵たちはかっこよく悪事を明かす、正義の味方として悪人を咎める。たとえ謎の明かし方が不完全であったり人の感情を煽るものでも。純粋な正義感ではなくエンターテインメント性を追い求めた探偵たちばかりです。

主人公はそんな探偵たちに苦しめられた駕籠を持ち、探偵と同列に扱われることを嫌います。しかしよく物事を考えていて、ついつい推理してしまうのです。
親友の女子である美伊子は、主人公とは違う視点で探偵という存在を捉え、大きな謎に果敢に飛び込んでいきます。
巷にあふれる探偵たちが忘れている、純粋な正義感と探究心を持つ二人は、エンターテインメント性にこだわる探偵たちより魅力的に映ります。真っ直ぐな高校生の謎解きを楽しんでみてください。

★★★ Excellent!!!

完璧なミステリーと推理劇でした。特に自分の盲点というか、意外な役回りで「探偵が(悪役)敵役」として登場するという発想に、とてもすごい衝撃を受けました。そして事件を解決することが本当に正しいのか?その後加害者も被害者も、残された人たちはどうなるのかと、考えさせられることがたくさんありました。素晴らしい。その一言に尽きます。

★★★ Excellent!!!

まず第一話目から斬新かつ衝撃的な内容で始まります。
ミステリーは冒頭で死体を転がせという、読者を引き込むためのある種の常識がありますが、死体を転がす以上のインパクトがありました。
そして、ミステリーといえば普通は探偵こそが主役であり正義側になるはずですが、この物語では探偵を憎む少年が、探偵以上の推理力を使って憎き探偵を倒すという、とても斬新な構図になっています。

謎解きに関してもきっちりと本格的なミステリーに仕上がっていて、ただ斬新なだけでなく、ミステリー好きにもちゃんとオススメできる内容でした。

★★★ Excellent!!!

探偵の真似事をしながら探偵を毛嫌いする主人公が、密かに想いを寄せる不思議ちゃんの女子高生と一緒に、巻き込まれた事件を解決していくという話ですが、本職の方の探偵が、犯人よりこっちを先にムショにブチ込んだ方がいいレベルの人格破綻者で、こんなのが探偵業で飯を食っていけるのかと一周回ってとても愉快に読めました。
続きも読んでいこうと思っています。

★★★ Excellent!!!

衝撃的なプロローグから始まる本作。
本編ではごく普通の推理ミステリーの様相を呈している。が、それは序章にすぎない。
そこから主人公が大きな事件に巻き込まれていく。果たして彼はこの事件を解決することが出来るのか、彼が嫌う探偵との因縁を断ち切ることが出来るのか、そして謎のVTuberの正体とは?
続きが気になる作品だ。