タイトルからセンスある

高校生探偵と聞いて麻酔銃でも使うんか?と思いながら読み始めました。

ミステリアスな雰囲気と、人間関係に根付いた感情の葛藤、電脳世界に幽霊として存在する美伊子、彼女を追う主人公氷河の複雑な感情、そして背後に潜む探偵たちとの対立構造の展開がすごい。

「死した彼女がスマホ越しに生きている」という設定が現代的でインパクトありました。

死者との対話・生きているとは何かといった哲学的な問いを内包しながら、エンターテインメントとしても十分楽しめる作品です。
良い意味で「思ってたのと違う探偵小説」だと思います。

美伊子と氷河の関係性、探偵たちとの対立など、これからどのように展開していくのか楽しみです!

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