ジェットコースター並みに動く推理小説

まず先に、この小説は非常に面白い。
主人公にちゃんとした目的があって、尚且つ心理描写も結構なされているので、このストーリーにおける軸がちゃんと読者にも伝わるのだ。
そしてもう一つ、推理における展開がまるでジェットコースターの如く揺れ動くからだ。一転二転どころではない、最後にはどんでん返しの結末があるので、スッキリした気分になれます。

また悪役と言いますか、推理物における絶対的正義である「探偵」が、今
この作品では敵役となっています。はちゃめちゃな理論を振り翳しいざとなれば自己保身に走る探偵は、読者のヘイトを買います。それなので、読者は奮闘する主人公に一番共感できる様になっています。

何故書籍化されないのか、不思議でしょうがありません。
これからも応援してます。頑張って下さい

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