★★★ Excellent!!! すごい。凄いの一言です。 名都 蒼 一気に読みました。 よくある皇帝と妃の話かと思いきやどんでん返しにさらなる先まで展開して「結」を読んだ今は鳥肌が立ちました。 知識豊かな作者様の素晴らしい作品だと、ただそれだけ書かせていただきます。 ぜひ一読を!!!! レビューいいね! 1 2020年1月6日 14:34
★★★ Excellent!!! 正反対の予言を背負った娘が、呪いを暴く。 秋保千代子 誕生の際の占いの結果が重んじられる国。 その中で、『この娘は、やがて王を害するだろう。しかし、必要でもある』という不思議な託宣が下された宗銀珠。 その予言の後段を信じた時の王により、彼女は「鈴雪」と名を改め、後宮に迎えられます―― というところから始まるすったもんだ。 国王は本当に「害され」たようで、その後宮は、生まれた子供が次々に死んでいっていました。 その後宮の主として、事件の解決を目指す鈴雪の活躍が今作のメインストーリー。 どいつが犯人だとヤキモキさせられる前半から、怒涛の解決を見る後半まで。目を放せません。 呪いの正体には、唖然となると思います。それだけでも知っていただきたい。 そして。 どこか冷めた視線を持つ鈴雪が、国王や他の側室たちと親しくなり、共に生きていった姿が最後に語られます。 寂しくもあり、嬉しくもある予言の顛末です。 是非そこまでお読みくださいませ。 レビューいいね! 1 2018年1月31日 22:37
★★★ Excellent!!! 泣き虫な彼女はは八年経った今、凛とした娘になっていた 采火 その后に華やかさなんてものは必要ない。 飾り立てる簪も刺繍も必要ない。 身一つ、所作一つ、それだけで他者の目を引く清廉な人。 彼女はもう、泣いてばかりいた少女じゃない。 いつか王様と、どこまでも広がる草原を、泣くことなく、笑って早駆けできるようになってほしいなと思いました。 窮屈な後宮ではなく、何ものにも縛られない場所でなら、鈴雪はきっと彼に微笑んでくれるのではないだろうかと、期待してしまいます。頑張れ藍叡 レビューいいね! 1 2017年12月11日 07:44