第95話──人形師の夜

 タイトルの元ネタは『人形師の夜/橘裕たちばなゆたか』(白泉社コミックス)より。

 少女漫画らしい絵柄と反して重い内容というギャップがすごい好きでな。いわゆる『泣ける話』とか『考えさせられる話』とかの系統が多い。

 試し読みも出来るから読める環境の人は読んでみて欲しい。個人的には『父、帰る』(だったかなタイトル)とか好きだった。

 続き出てないかな……出てないよな……(好きな作品の未完率が高い奴)



 今書いてるやつの話。

 ネタバレというかこの先の展開。


『魔女はディアナの左肩に花の種を埋めました。花はディアナの恋が実った時に咲き、ディアナの命を奪います』ってのはあくまで恋をしてなんらかのアクションを起こした【結果】だから、そこに持ってく前に【山場】が欲しいよな。つまりアクション≒主人公からの告白だな。お約束で。でも『花はディアナの恋が実った時に咲き、』を知ってるのは魔女しか知らないから、魔女以外から見たら別に命もなにも掛かってない普通の告白にしかならないから面白くないよな(書いてる自分が) 基本的に世間知らず主人公だから葛藤もないし。相手役も葛藤してないけど。そのまま普通に告白して向こうもOK出して恋心を受け容れられたという【主人公の主観時点】を『恋が実った時』と仮定するとOK出された瞬間に命の危機がある訳だけど回避√の布石はアレとアレを一応置いてるとはいえ一応回避してハッピーエンドだとすんなりいきすぎててまったく面白くない(書いてる自分が) ならもう一組の方を前フリ見せしめとして死なない程度に悲劇をやってもらって主人公が迂闊に『告白出来ない』状況を作り出すとなると一体どっちがヒロインなわけ? みたいな濃度の差が出来そうなこととその前提状況でそれでも告白しようとしたらそれはそれで周囲をかえりみない主人公とかどうよ? 感があることと更にその上で回避√使用したらなんで主人公だけデメリット無しなん? っていう不平等感が生まれるからいっそ回避√使用時のデメリットとして主人公の相手役に少々犠牲になってもらうか? ←いまここ。


 こうやって文章化してて気づいたけど、お題の基本設定が単純すぎて純粋に書き手の力量問われるやつじゃないこれ? 自分が手出しするのなんというか早すぎたね?

 あとハッピーエンドにしたくてだから布石を二つも置いたのに脳内シミュレートしても当初予定してた無難な√にたどり着かなくてもはやどうしようもないなこれ? ハッピーエンドとは? っていう定義への問いかけすら浮かんでくるレベルだぞ?



 とか書いてたらちょっと台詞浮かんできたからメモっておこう。果たしてこの√に行けるのか……いや行くための布石をこれから置けばいいのか……?

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