第82話──『かなえ』さんって名前の人がいた。
そのひとはお店に来たお客さんで、一日に二回いらしてくださって、東京からご旅行でいらした方だった。
雑談してたらなぜかそのお客さんの名前当てゲーム状態になって、『三文字』と『最後は 《え》』と『中性的な名前ですかという問いに対しての曖昧な態度』というヒントから、最終的に名前を当てることができた。
教えてもらった文字は、『佳』と『那』は覚えているんだけど、『え』の部分だけ上手く聞き取れずに忘れてしまった。カタカナのエとか言ってた気がするから、『江』かなあと思っている。
佳那江さん(仮)。いい名前だなあ。
なんでも『叶え』られそうな名前だと思う。
それにしても同じ名前の人いないって言ってたけど、『湊かなえ』氏はご存知ないのですか……。まあ自分も名前しか知らないけど。(読めよという声がどこからか聞こえる気がしなくもない)
反応のかわいらしい、素敵な方だった。看護師をなさっているらしい。年末年始もお仕事をなされていたとのことなので、きっと頑張り屋さんなんだろうと思う。
ちなみに、名前の画数が多くて名前書くとき大変という話題ではめっちゃ共感した。
書いている小説に、その場で即興音楽を奏でる音楽家の少年(青年かな)を出したくて、ぱっと浮かんだのがサクソフォーン(サックス)だったので、持ち歩けるサイズのサクソフォーンはどれだ……とか、ニ〇動とかで実際に奏でている動画を探して音色を聴いてみたりしてる。
ほんとはサイズ的にはソプラニーノサクソフォーンという小さいのがよかったんだけど、動画があんまりないので、普通の(?)ソプラノサクソフォーンにしようかと思ってる。60〜70cmと結構大きいから、作中に出すときはこれなんで持ち歩いてるかの理由付け必須だな? とちょっと悩んでいる。
『For フルーツバスケット』と『鳥の詩』をソプラノサクソフォーンで奏でたやつがよかった。あとソプラニーノで
ところでフルバはほんとOPもEDも名曲……原作者さま監修の新しい方も楽しみだ……。高屋奈月先生の作品だと、『翼をもつ者』や『幻影夢想』や『星は歌う』も好き。
インストゥルメンタルとかの歌詞のない音楽はなんか、なんというか不安な感じになるからすごく苦手なんだけど、これらは何回か繰り返し聴いてるうちに慣れた。そして音色がすごく良い。
ソプラニーノリコーダーはなんか鳥の鳴き声みたい。ソプラノサクソフォーンは……なんて表現したらいいんだろうな。なんというか味わい深いというか。木管楽器のカテゴリだからなのか、その音が響く仕組み故か、音色がどこかやわらかいんだよね。これ出すとしてもちゃんと描写できるかな……難しいぞ。
なんともするすると1000字ノルマを達成したので、ほくほくと投稿ボタンを押すことにする。
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