書籍化にあたってのお知らせ
『ルクトニア領百花繚乱円舞曲』をお読みいただきました皆様、ありがとうございます。
すでに、『近況ノート』で、お知らせいたしました通り、本作がビーンズ文庫さまより、出版されることとなりました。
第十七回ビーンズ小説大賞に、カクヨムから応募し、奨励賞をいただいたのが、去年のこと。
そこから、一年かけてずっと、応募作品を本にするための作業をおこなってきました。
刊行日は、2019年12月1日です。
みなさま、カレンダーにチェックをお願いします。
イラストはⅬaruha先生です。美麗です。繊細です。
書籍バージョンについてですが。
実は、中身が全く違います。
まず、主人公がアレクシアではありません。
彼女とユリウスの間に生まれたアルフレッド。
……女装してます。
それから、ウィリアムとシャーロットの間に生まれたオリビア。
……男装してます。
このふたりが、主人公となっております。
中身の変更に伴い、タイトルも変更されております。
『ルクトニア領繚乱記 猫かぶり殿下は護衛の少女を溺愛中』
https://beans.kadokawa.co.jp/field/author_name/%E3%81%95%E3%81%8F%E3%82%89%E3%80%80%E9%9D%92%E5%B5%90/
書籍化にあたり、お伝えしたいことを以下、列挙します。
1 『百花繚乱』『千紫万紅』に出てくるキャラクターは変わらず登場します
2 キャラクターの性格に変更はありません
3 書籍バージョンの『ルクトニア』は、プロットから作り直しています。
4 新キャラが登場します(詳しくは、『エピソードゼロ』をご覧ください)
5 相変わらず、戦闘シーンは健在です(注意・少女小説です)
6 がんばりました
……おわかりいただけましたでしょうか。
6が大事でした!
……違います。
つまり、ですよ。
カクヨム版を読んだ方も、初見の方も、誰もがもう一度楽しめる仕様となっております。
未読の方は、「へー。こんな異装ものねぇ」と楽しんでいただけるよう、精一杯努力しました。
新キャラについては、私、結構、好きです。皆さんも、きっと気に入ってくれることと思います。
正直なところ。
この一冊しか本にならなくても、悔いがないように、渾身の一撃を放ちました。
私が愛した、そして皆さんが愛してくださったキャラクターを、最高の舞台と、最上の演出で送り出します。
本になるにあたり、知恵や知識、技を仕込んでくださったのは、編集さんです。ありがとうございました。
本を出すにあたり、勇気と力を与えてくれたのは、『ルクトニア』を読んでくださった皆さんです。感謝です。
カクヨムの、数ある作品の中から『ルクトニア』を選んでくださってありがとうございます。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
私しか知らなかったキャラクターを「大好きだ」と言ってくれて、ありがとう。
おもしろい、と言ってくださってありがとう。
いろんなことがあって、いろんな言葉をぶつけられて、へこたれて、泣いて、傷ついて……。もう、辞めようか、と何度も思ってきたけど。
それでも、私、この物語が好きなんですよ。
アレクシアも、ユリウスも、ウィリアムも。
大好きなんですよ。
よくある話だ。珍しくもなんともない。そう言われても。
彼らが大好きなんですよ。
だから。
私の大好きな彼らを、好きでいてくれた皆様に。
ルクトニアからの良い海風が届きますように。
武州青嵐 さくら青嵐
ルクトニア領百花繚乱円舞曲 武州青嵐(さくら青嵐) @h94095
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