概要
【書籍化】私が喧嘩を買った相手は、冷酷と名高い公爵様らしい。
アンジェリカ・レリオーズには前世の記憶がある。それは日本のヤンキーだったということだ。
そんなアンジェリカだが、完璧な淑女である姉クリスタルのスパルタ指導の甲斐があって、今日はデビュタントを迎えていた。クリスタルから「何よりも大切なのは相手に下に見られないことよ」と最後の教えを、アンジェリカは「舐められなければいいんだな」と受け取る。
順調に令嬢方への挨拶が進む中、強い視線を感じるアンジェリカ。視線の先を見つけると、どうやら相手はアンジェリカのことを睨んでいるようだった。「ガン飛ばされたら、睨み返すのは基本だろ」と相手を睨み返すのだが、どうやらその相手は公爵様だったらしい。
☆ビーズログ文庫様より書籍化が決定致しました!12月13日発売となります。よろしくお願い致します。
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おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!睨まれ睨みの初見の二人が彼の一目惚れから互いに恋慕するラブストーリー
ヒロインのデュピタントの場でヒロインを睨む殿方を睨み返しという初見から、二度目の再会でも始め睨まれるもお互い名乗りを交わし、翌日その彼の訪問を受け、先般来の非礼の謝罪を告げられ、彼に対する誤解が解け、彼が誰彼問わず睨む顔貌が自身の目付きの悪さの告白を知るも、ヒロインにとっては、その目付きの先の瞳の美しさに心を奪われていたので、人が彼に寄せる恐ろしさを感じる事なく、共に過ごす時間が楽しく、次第に胸の昂りを制御出来ない程に、それが彼に対する初恋と自覚するに至る。一方彼もヒロイン一目惚れから彼女の人格を知るにつけ、恋慕が募るようになり、ずっと側に居て欲しい存在となり、お互い、好きと言い出すタイミン…続きを読む