概要
幼馴染でもあるアルフレッドは、大人たちの前では「つつましやかな領主の息子」を演じているが、オリビアの前では口は悪く、行動は粗野。
ある日、「夜の街に行く」と言いだしたアルフレッドは「素性がばれると面倒だ」とこともあろうに女装をすると言いだした。オリビアが制止するにも関わらず、彼は『街』に行くことを断固として譲らず、仕方なく男装したオリビアがお供をすることに。
そんな日々の中。
ふと気づくと、アルフレッドの身長はオリビアを抜いてしまった。
「それではもう、護衛はできないね」
とオリビアの父親が言い出し、護衛を引退した後のことを考えて、オリビアの元にはいくつかの縁談が舞い込み始める。
ところが、その縁談がまとまらな
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!書籍も原作もどっちも最高、恋愛ファンタジーの傑作!
2019年12月1日に発売された書籍「ルクトニア領繚乱記 猫かぶり殿下は護衛の少女を溺愛中」読了後、こちらの原作を読ませていただきました。
書籍と原作は物語が大きく異なっています。
でもどちらも最高に面白い!
原作はアルフレッドがツンデレでカッコよく、最後まで彼の魅力が溢れていました。もちろんオリビアも可愛いです。
しかし書籍の方はとにかくオリビアが等身大で心情がするりと読者に伝わり、常に応援したくなる。もちろんアルフレッドも素敵なのですが、女性としては感情移入できる後者の方に軍配があがるかも。
しかししかし、どちらも違う物語なので、単純に比較できず……結論、どちらも読むべし!
胸…続きを読む - ★★★ Excellent!!!美しい女装男子と、凛々しい男装女子の冒険譚 もしくは、運命の恋のお話
本作は『ルクトニア領百花繚乱円舞曲』の続編にあたります。
前作の主人公たちの息子、娘を主人公とした、いわゆる昨今流行りの「二世もの」。前作を読んでなくても十分楽しめますが、やはりここは前作の主人公たちが親世代になり、いまも幸せでいることを確認できる楽しみも含めて、前作『ルクトニア領百花繚乱円舞曲』から読んだほうが、より楽しめるのではないでしょうか?
本作の主人公は、前作の名脇役ウィリアムの娘オリビア。彼女は騎士である父に倣うように、領主の息子であるアルフレッド・オブ・ルクトニアの護衛の任についていた、男装して。
彼女か守るアルフレッドこそは、前作の主人公アレクシアと、女装の美…続きを読む - ★★★ Excellent!!!男装女子は鈍感すぎ!! さあっ、女装男子はどう攻めるっ!?
女装して夜の街へと遊びに行くアルフレッド殿下と、男装して彼の護衛のためについていくオリビア。
そんな二人の友人が殺人事件の被害者となってしまい――?
殺人事件を縦糸に、オリビアとアルフレッドの恋模様を横糸に紡がれていく物語に、思わず一気読みしてしまいました!
オリビアが鈍感すぎて、もう、アルフレッド様が不憫で不憫で……(涙)
その上、前作「ルクトニア領百花繚乱円舞曲」に出てきたアレクシア、ユリウス様、ウィリアムさん達が再登場するとなったら!
読まずにはいられないでしょう、これはっ!!
親子二代にわたっての女装男子の恋の行く末がどうなるのか……。
どうぞ、その目でお確かめくださいま…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ルクトニア領はいつだって愛で満たされているんだ
幼馴染の二人がそれぞれ女装と男装をして事件解決に挑みつつ恋を育てる物語です。
夢とときめきがたくさん詰まっています。
ルクトニア領領主の息子のアルフレッド、女装はなんだか楽しそう!
でも、男装をした幼馴染のオリビアには振り回されっぱなしで、恋はうまくいきません。
せっかくいい雰囲気になることもあるのに、オリビアはぜんぜんアルの気持ちに気づいてくれない!
その様子が何ともいじらしく可愛らしく、読みながら私の方が「あー!」とか「ぎゃー!」などと言って興奮していました。
はたしてアルの想いはオリビアに届くのか!? きっと届くって信じてるけど、でも、いつどうやって!? ここまでやってもオリビアは気…続きを読む