概要
日常と決別した僕は、深い闇の底へと足を踏み入れる・・・
第一波はこちら↓↓
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881448575
――――
この海は、どこの海なのだろう。
僕は、どこにいるのだろう。
広大な海原に揺蕩いながら、僕は自分の位置を問う。
昼とも夜ともつかない、安寧とも虚脱ともつかない、そんな場所。
汚らしい肉が、剥き出しの魂が、寄る波返す波に削られ、削られていく。
恐怖のような恍惚が、渦巻き、交じり合い、乱れ、広がる。
ここは、どこなのだろう。
僕は、どこに在るのだろう。
無慈悲な自己の壁は決壊し、僕は世界と1つになる。
同じくして、際限なく薄れゆく個の意識は、
やがて、深い碧へと同化して・・・
最新話: 2020/08/09 公開
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881448575
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この海は、どこの海なのだろう。
僕は、どこにいるのだろう。
広大な海原に揺蕩いながら、僕は自分の位置を問う。
昼とも夜ともつかない、安寧とも虚脱ともつかない、そんな場所。
汚らしい肉が、剥き出しの魂が、寄る波返す波に削られ、削られていく。
恐怖のような恍惚が、渦巻き、交じり合い、乱れ、広がる。
ここは、どこなのだろう。
僕は、どこに在るのだろう。
無慈悲な自己の壁は決壊し、僕は世界と1つになる。
同じくして、際限なく薄れゆく個の意識は、
やがて、深い碧へと同化して・・・
最新話: 2020/08/09 公開
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!少年の葛藤。そして待ち受ける未来は果たして……
第二幕となる本作品。友と別れたあとから物語は始まり、主人公はある組織に身を置くことになります。そこで待ち受けていたものとは……。
相変わらず素敵な物語です。背景、心情、登場人物との駆け引き。説明も不足なく、そして多くもない丁度いい案配で何の違和感もなく読み進められます。
公開されている話までの見所は、なんと言っても一癖も二癖もある組織のメンバーとの絡みですね。非現実的な生活を送っていながら、彼らの日常は読んでいて笑いっぱなしです。
だけど、そんな中で主人公の龍輔は戸惑いや不安を受けながら、徐々に彼らを受け入れていき、それが今後の龍輔にどう影響していくのか……。
続きがとても気になる作品…続きを読む - ★★★ Excellent!!!漣 シーズンII 〜此処からが本当の漣だ!
シーズン1に当たる漣 第一波にて、悲劇と別れを同時に迎えた主人公 白峰龍輔。奇しくもそれは彼を孤独に追いやり、まるでそうなる事が決められていたかの如く家族や友人達の元を去り、行方知れずとなる。
本人は別れを告げたにも関わらず、それでも納得出来ない友人達は彼の所在を求めて奔放する。
そしてそこに現れたのは嘗ての龍輔の同居人、ツンデレマイペースな天然涼子ちゃんだった。
いつもと違う口調と雰囲気に圧倒されながらも友人達はそれでも少年の影を追い求め、裏の世界へと足を踏み入れていく。
日常を丁寧に描かれた第一波と違い、第ニ波は組織と組織がぶつかり合い、そのアクションがヒートアップしていく予感。サイ…続きを読む