概要
たとえあいつが世界中に存在を否定されたって、俺だけは味方だから。
星々を巡る巡礼者として、神器に選ばれた勇者ヘロのパートナーは、落ちこぼれの少女だった。どんくさい彼女に苛々しっぱなしのヘロだったが、次第に二人はぎこちなくも心を通わせていく。けれど彼女は葬り去られた世界の秘密を抱えていて――。※別サイトに載せていたものを改稿したものです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!勇者も魔導士も吟遊詩人も、或いはきっと神様も。 皆何かを抱えてる
あまりの面白さに一気読みしました。
謎を自ら紐解きたくなり、前の話を読み返してこうだったんだろうかと推測する、そんな久しぶりの楽しみ方を得られるくらい熱中しました。
肝心のお話はというと、勇者ヘロと魔道士ジゼルが惑星を巡って進んでいくファンタジーです。
それぞれ区切りが設けられているため、読みやすいのではないでしょうか。
また、ありきたりでない独特な設定が多く、読んでいてわくわくします。
それぞれが破綻なく丁寧に積み重なっていくのも、きちんと練られている感じがしました。
前世と今世、様々なものを抱えながら進む登場人物が皆個性的で、生きている人として描かれているのが素敵です。