第22話 一つの物事について考えるのが好きなので
その中でも答えのないものについて考えるのが好きだったりする。
今まで自分は”好きな物”と”苦手な物”で物事を捉えていたが、最近では何かそれも違うなと思っている。
創作界にいて何度か言われたことのある言葉なんだけど。
「あなたの好みに合わないから」
これ。
たぶん、俺が好きなジャンルや読んでいるものを明示しているからそう感じるのかもしれないけれど、何を読もうが今まで一度も貶したことは無いと思うんだよね。
でもそれって、俺が何を読んでも「褒める人」であり、その本心が何処にあるのかわからないと思わせている部分もあると思う。
自分の中には相反するもう一人の自分が存在している。
その存在は俺とは好みが違うし、言動も恐らく全く違うと思う。
その存在と総合して考えてみても、恐らく”好き”と”苦手”で好みを分類できないと思う。
俺はどんな何を奨められても見ないし、読まないし、聴かない。
それは”好き”か”苦手”かではないから。
自分にとって必要なのはそこではないと気づいたのは、ホントに最近のこと。必要なのは「興味」だたこれだけ。
例えば「推理もの好きだよね、これお奨め」と渡されても恐らく読まない。
以前、これお奨めと言われあるアニメを渡され、手元にはあるが視たことは無い。
そして興味が湧くという現象自体が自分には法則性がなくて難しい。
大抵の場合は相手への感謝が前提にあり、好感がある。
そもそも俺に好き嫌いを求めないで欲しいとも思う。
普通がわからないという人は、単純に理解しをしようとしない人だと思っている。普通が無理だという人は、普通が何かを理解した上でそんな風な考え方はできないという意味だろう。
どうして好みである必要があるのだろう?
俺にはそれが理解できない。
面白いと思う。興味を持つ。それだけで十分じゃないの?
何を求められているのか理解できないし、期待に応えることは出来ないと思う。
以前、こういうの聴いているよとSpotifyのお気に入りの共有を渡されたことがあるが、俺はその一覧を一応10秒くらいづつ全曲聴いて「この人とは音楽の趣味は合わないな」と思った。
根本的に好きな曲を奨めてくる人と趣味が合うことは無い。
大抵3曲から5曲をエンドレスで聴いているタイプだし。勧められた曲から気に入った曲があったということは皆無。
だから物語よりも、音楽の方が合う人を探すのが難しいと思う。
物語に関しては、こういう傾向が好きとかこういうシチュエーションが好きとかで良いなと思うわけではない。
書いている人の性格や考え方が反映されているのを理解した時、初めて良いなと思うのだということに気づく。人柄が出ているってことだよね。
確かに一つの物事について考えるのは好き。
好きと言うか、気づいたら考えているというのが正しいのかな。
だからと言って、考えさせられるものでなければ興味が湧かないとかではないんだよ。ごくたまに近況を見て、「ああ、なるほど」と思った時にも興味が湧くこともある。
とは言え、一時的な感想を書く道具にはされたくないので、知らない人のところへ行くことは無いと思う。どうせなら長い付き合いの人を大切にしたいので。
そんなわけで、いつもここへ来てくれるみんなありがとう。
今回は何言ってんのかよく分からない、まとまりのない内容になってしまったけれど。要は、好みという概念は無くて、自分は興味で動くといいたかった。
好みかどうかなんて、読んでみなきゃわからないでしょ?
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