第63話 カクヨムではわからないけれど

 最近カクヨムの自分のページをクリックすることが多いので、その名前の辺りを見ながら思うのは、登録してもうすぐまる五年になるのだなと言うこと。


 登録当時から仲良くしてくれている人というのは、一人もいないはずw

 Twitterでも初めは相互増やしから始めたし、初めて企画をしたのは2019年の12月だった。

 何故その頃から付き合いのある人がいないのか?

 まあ、それだけいろいろあったということだ。

 そうして最終的に2023年の9月にTwitterの創作垢を消し、以降も付き合いを持ってくれる人は数人になった。その代わり、その頃から新たにここで仲良くしてくれる皆さんと交流を始めるに至る。


 どこかで言ったけれど、友達不要論と言うのがあって友人と言うのは繋がりが希薄な癖にしがらみだけ強く、自分のやりたいことを妨げる存在になるのでコスパは悪いという話なんだよね。

 そしてもう一つは賢い人ほど友人は少ないという話。コスパが悪いんだから、ホントに合う人と仲良くすればいいし、自分を大切にしてくれる人を大切にすればいい。

 友人関係は男女という性別の違いがあると友人関係が終わる確率が非常に高くなるらしい。

 まあ、友人関係というのは環境や自分の成長具合でも変わるものだから、それでいいんだと思う。


 さて今回の話はつき合いの話そのものではない。

 五年もやっていればいろんなことがある。そして自分は記憶力が非常に良い方で、五年前のことも昨日のことのように思い出せる。と言うよりも、自分の中では時間が進まないと言う方が近いだろうか。

 成長はしているはず……なんだけどな。まあ、そこは良いとしよう。


 以前、こういうことを言う人がいたんだよね。

「仲のいい人がいないとレビューは書いて貰えない」

 こんなようなことを。

 つまり相互評価しかされないという内容なのだろう。


 これに対してはいろんなことを思うわけだよ。まず、そういう人ばかりではないでしょ? ってこと。当時自分はTwitterにて募集で拝読企画を行っていた。そこに仲の良さなんかなかったし。別に好みで読んでいたわけでもない。


 そもそも好みで読むというのは不可能に近い。

 例えばあなたはタグで探して好みの作品を検索した場合、どれくらい見つけることが出来るだろうか? 

 1万冊くらいみつけられるとするなら、このサイトが優秀かみんなのタグのつけ方が最適だと言える。しかし実際は好みの作品に出逢える確率は低い。

 何故か? それは専門の人が稼動していないから。

 いうなれば個々にそれが委ねられており、基準があいまいだからである。


 書籍化された作品と言うのは、もちろん企業側で一定の基準によって決められた最適タグがつけられて売られているはずだし、帯はコピーライター、あらすじは担当など……専門の人が作っている場合が多い。


 それに対し、このサイトでは帯にあたるキャッチコピーは自分で作るしあらすじだって自分で考えるはずだ。上手に作れなかったら魅力は伝わらないし、好みの人に見つけて貰えない要因になる。

 だから好みの作品に出逢えないことは不思議でも何でもない。


 そしてレビューに関して言えば、書く勇気と書けるかどうかという土台が必要になってくる。つまり、誰でも書けるわけじゃない。

 一言でもいいやと勇気のある人は記載できるだろうが、大抵の人は「上手く書けないから」という理由で辞退しているはずだ。


 なので確かに仲良くしている人の中にレビューを記載できる人がいないと書かれる確率は落ちるとは言える。しかし仲が良いからと言って、何にでもレビューを書く人は稀だ。


 レビューを書くこと自体に執着して勉強している俺ですら、コメディにレビューを書くのは難しすぎると行き詰っているわけだから。

 そうなるとたんに仲が良いだけで、好きでもない作品にレビューを書こうとする人は稀なのではないかと思うんだよね。

 みんなはどう思う?

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