第11話 物事は色んな角度から考えられる【前編】

 自分は一つのことに対してずっと考えているタイプの人間である。

 一つの事象はどんな風にでも捉えられるため、あまり自分が正しいと思うことはなく、もしかしたら本当はこうかもしれないと別の解釈が生まれることも多い。


 他人の意見に左右はされないが、自分の別の解釈に振り回されることは多い。

 とはいえ、目標も目的も変わることはない。

 だがどんな解釈が正しいのかわからない。

 

 だから悪口を言われるとその内容と相手の心理について分析し始める。

 発信する相手が自分とどんな関係性か? と言うのは非常に大切。

 全く知らない誰かに言われた時に思うのは、あなたは俺に注視してもあなたは俺の眼中にねえよってこと。


 苦手な相手に関わられたら嫌だなと思うだろうが、そもそも受け身なのでなんの痕跡も残さない人のところに行くことはないし、痕跡があったらフォローするかもしれないが多少の痕跡程度で出向くことはない。


 例えば

 【いいね一回のみ】→何か用があるのか、営業かなと思う。

 【本棚入れるだけ】→何かしら俺の言動を注視している可能性を考える。

 【小説を読んでくれている】→好みが合う可能性を示唆している。

 【エッセイを読んでくれている人たち】→俺が、交流をしても大丈夫な可能性を秘めている。その中でも読んでいるのが一部のみの場合は、相手による。


 こんなふうに考えている。

 だから俺は一部の人のところにしか行かないし、交流を持つこともない。

 なので仮に読んでいたとしても、痕跡を残さない限り相手のページを踏む可能性は0に近い。

 たまーに更新に載った相手の作品を拝見に行くこともあるが、その時限り。


 そんなわけだから、営業頑張っている人は凄いなと思う。

 どんな作品も読みたい人が勝手に読むよと思っている自分には真似できない。受け身のほうが失敗しないことも知ってるしね。

 ただ、この安全な交流関係の作り方は狭い友好関係しか作れないからお薦めはできない。たくさんの人に読まれたいと思うならばね。


 さて、昨日見た衝撃的なもの。

 そういうことをする人全般に思うんだけれど……公開されているからには誰の作品であっても読まれる可能性はある。そして読んでもいいわけだけれど、頼みもしないのに悪口を言うために読むのは健康に悪いと思うんだよね。


 好きなものを見た時の方が明らかに精神に良い。

 だから俺は自分に好意的な人のところにしか行かない。


 好みとは関係なくいろんな作品を読んでレビューを書いた時期が自分にはある。レビューに関しては褒められた経験の方が多くて、その褒めが「深く読んでくれる」だったから嬉しかったんだけどね。

 自分自身と比べて褒める人もいるけれど、そんな時いつも「何故比べられなければならないの?」と思っていた。

 俺のレビューと自分自身のレビューを比べて自分よりも上手いと言われようがそんなの俺の知ったことではない。そうでしょう?

 

 レビューなんて誰でも書けるよ。

 そして「お前のレビューに熱がない」と言われたことがあるので、俺は自分のレビューが上手いとは思わない。良さが伝わるように書いていたつもりではあるけれど、確かに熱はないと思う。

 根本的に俺に熱を求めないで欲しいの。それは俺の人間としての欠陥でもある。

 自分自身の話をした時に言ったけれど、俺は他人に性欲を向けない……向かない無性愛者。だから他人に興味関心を持つということがほぼない。


 何かに夢中というよりは何かをコツコツ積み上げる派。

 渦中の彼女に嫌悪ではなく好感を抱いているのは(恋愛的な意味ではないので安心してくださいw)、俺の中で時というのは止まるからなんだよね。

 そして基本、一時的に「これは……」と思ったとしても、印象というものへの変化は微細。

 いい人だと感じていた人が嫌いになるのはよっぽどの場合。

 だから創作界で嫌いだと感じている相手は、二人しかいない。


 一人はしつこく「読みたくない」と言っているものを押し付けてきた人。その人が嫌いなのは、空気が読めなさ過ぎて問題を悪化させたから。なんでもっと客観的に自分の状況を見つめることが出来ないの?

 そう思ったら吐き気がしたので、これは不味いと思いその人に関してはさよならした。


 もう一人は創作界一の嫌われ者だと思うあの人。

 何処でも頭を突っ込む癖に浅い。

 先日、あの検証にいいねをしたという噂を聞いたが、「バカじゃね?」って思ってしまった。

 だって「あなたが嘘をバラまいたこともバレたんだよ?」って。

 その検証を見て、普通なら「聞いていた話と違うな」という感想を抱くはず。だから何も考えてない浅いヤツで、他人のもめ事を悪化させることしかできないんだよ。

 ほんと……呆れる。


 時間がないので、中途だけれど一旦ここまで。


 いつも読んでくださる皆さん、ありがとう。

 大好きですよ。

 通りすがりのあなたも熱中症には気を付けて。

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