第77話 その変化

 これは良いことなのか微妙なところだが、俺は「楽」と言われる分類に属する。

 例えばあなたといると楽とかそういう意味合いね。

 

 言葉で言われなくても、楽なんだろうなと感じるのは職場が多い。基本的に自分は用がない限り話さない。よっぽと仲のいい相手なら話しかけることもあるかもしれないが。

 通常、あまり喋らない人というのは話しかけ辛い印象を与えるものだが、俺の場合は話しかけられることは多い。つまり、話しかけやすい雰囲気は持っているが喋らない人なのであるw

 だから気軽に仕事を任せられる相手なのだと思う。用を言いつけられるというかね。別に何を頼まれたところで嫌な顔はしないし。それは誰に対しても変わらない。

 だから職場で誰とも話さない人が話しかけてくるなんてことはよくあることだ。


 リアルに限ると思うけれど。

 嫌われ辛い人というのは、誰に話しかけられようが変わらない人なのだと思う。そして困っている人を見かけたら、誰であろうが助けてあげる。そういう人。


 今回はそこが主題ではない。

 まだそんなに仲が良くない上司が最近穏やかなんだよね。以前は結構カリカリしていたように感じていた。だからこれはとても良い変化。大抵の人は俺といると変わる。


 とは言え、その変わるタイプには傾向がある。

・一人でなんでもやろうとする人

・自信がない人

・疲れ切ってカリカリしている人

 こういう感じの人は変わる。


 一人でやろうとするタイプには積極的にヘルプに入るので、段々いろんなことを任せてくれるようになる。

 自信がない人というのは怒られたことや頻繁にダメ出しをされたことがあるタイプに多い。しかし俺は何も言わない人なので、そのうち落ち着いていくことが多い。気づけば頼りになる人に成長していることも。

 疲れ切っている人というのは、常に頼られて落ち着いて仕事が出来ないタイプ。

 これは全て上司のタイプの話。


 だから疲れ切っているタイプの人には、なるべく問題は自分で解決してなおかつ楽させたあげられるように動けばいい。

 カリカリしている人が穏やかになれば自分も働きやすくなるし。

 でも今回は狙ったわけじゃないので、正直驚いてもいる。


 どんなことでも自分に返ってくるとはこういうことだと思う。だからどんな努力も必ず自分にプラスになるし、人のために何をすることは自分のためなんだと思う。


 そんなことを思う夜。

 さて、今日も一日お疲れ様。

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