第23話 意図を考えない人は人生において損をする

 正義感が強く、他人に向かっていく人ほどいばらの道を行く。

 確かに倫理道徳観のオカシな人を正したいという気持ちは理解する。でもいくら向かって行こうが「人はしたいからする」生き物なので、そこは専門家に任せるしかない。


 例えばもめ事に介入して、中立だと言っている人がいたらそれは「周りから見て自分はどちらかに偏っている」と自覚している人。

 中立とは何があろうが介入しない人のことを言う。


 じゃあ、自覚しているのに何故「中立宣言」するのか?

 それは敵と戦いたくないから。戦っても負けると分かっている相手がいるからでしょ。その人はきっと、中立と言っている人を「正論」にて叩きのめすことは出来るだろうが、それをしてしまう人は「無駄な正義感」を持っているだけ。

 頭がいいとは言えない。

 だから、意図を理解して見なかったことにするのが正しい対処法だと思う。


 では「見るな」というものに関して思うこと。

 これは二つの意味で捉えることが可能。

 人は見るなと言われると見たくなってしまう厄介な生き物なので、「フリ」として使えることもある。

 しかしどう見ても「胸糞」の場合は発信者からの「注意書き」になるけれど、これもあえて「胸糞」と自覚したうえで発信していると考えられる。ここに他人が関わっている場合は、ホントにタチが悪い。


 正当に悪口を言うことなんて不可能。自覚していてそれでも悪口を言いたいだけ。ストレス発散行為でしかない。他にストレス発散する方法がないなら、まずは寝ろ。

 睡眠不足の人は基本何もかもが上手くいかないし、イライラしていることが多い。自分がダメだと思っているから他人の悪口を言って共感を得ようとする。

 うちの母だな。まじ、アイツクソだから。


 他人の悪口を平気で言える人は自分の方が優れていると思っている節がある。

 でも優れてないから評価されてないんだと思うよ。人として。

 何よりも、解決能力がないから不満ばかり溜まるんだろ?

 自己責任なんだよ。


 そして「貶しているつもりがない」と言う人は、「貶しになっていることを自覚している人」であることは言うまでもない。

 これも結構悪質。何が悪質かと言うと「貶しているつもりはない」と言う言葉をつけることで「事実だから」ということを示しているに他ならない。

 そんなに偉い専門家なのかな?

 

 全ては「自分を容認しろ」と言っているに過ぎない悪魔の言葉。

 なんで赤の他人を容認しなければならないの。

 仮に酷評していたとしても、言葉を上手に選べたら貶しているように感じない。その技術がないことに対して、言い訳をするなと言いたい。


 配慮したらいいだけの話。配慮が出来ないから「貶しているつもりはない」と言う、自分を受け入れてくれという方向性の言葉が吐かれるのよ。

 言葉は使いよう。日本語にはいろんな言葉がある。上手に言葉選びを出来ないツケを他人に負わせるべきじゃない。

 いくらでも言い方あるでしょ?

 俺はそう思う。


 何をしようが自由だが、言葉は選べる。

 人格が言葉となって表に出る。正しく相手の心理を理解して、正義感を振り翳すべきではない。疲れるだけだから。

 発信は自己の責任において行われる。

 発信した以上は何らかの苦情や攻撃も受ける覚悟はすべき。

 そんな安易な言葉で自己防衛できると思わない方がいい。


 世の中には正義感を振りかざす人はたくさんいる。

 

 どんな物事や文章も読んでいる人の感情によって変化するものだ。

 どんな文も色んな受け取り方ができるので、「下手」という方向でしか物事が見ることが出来ないなら、それは単に「深く読むこと」が出来ないか「多角的に捉えることが出来ないか」どちらかだと思う。

 つまり世間に対して一方向にしか考えることの出来ない、視野の狭さを自ら示しているということ。

 楽しいのか? それ。

 楽しいからしているんだろうけど。

 

 何にせよ、創作界はドMとドSの集まりなんだろうなと思ってしまう。

 俺はどのタイプとも関わりたくないけどね。


 見るべきは言葉ではなく、意図ですよ。

 そんなわけで、はぶあないすでい。

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