おまけ対談01
この度は最後までお読み頂き、ありがとうございましたー!
お楽しみというわけではないんですが、各キャラから読者の皆様にお礼を述べたいと思います。
ちなみに会話文がズラズラ続いて画面が文字だらけになってしまう可能性が高いので、私、慎司がナビゲーターを担当して、上手い具合に改行を入れていきたいと思います。
え、改行とかナビゲーターとかメタ発言が過ぎるって?
うん、その辺はスルーして、よーいドン!
【崇・千華】
「あ、崇さん。もう始まっているみたい」
「え、マジで? えーっと、この度は俺たちの話を読んで頂き、ありがとうございました」
「皆様のおかげで無事に結婚式を挙げることができました! それに啓太っていう可愛い子供まで授かって、幸せいっぱいです」
「本当……あの一話からは想像できない展開に、俺自身が一番驚いています」
「今だから言える話ですが、本当はもっとライトな話を書こうと思っていたらしいよ? 私と崇さんのイチャイチャラブコメディを」
「えー……? その空気、一切なかったけど? もうずっと永吉と雪世の話題ばかりで、千華さんなんて空気だったし!」
「本当、それ! ヒロインなのに空気過ぎて、もう泣きそうだったもん!」
——えー、お二人さん? ナビゲーター無視して話さないでくださーい! 俺がお題出すからね? 自由すぎるとフリーダムになりすぎるから、この小説のキャラ達は!
「え、もしかして慎司さんッスか?」
「あー、慎司さん! もう! 最初のあたり、私が空気ヒロインだったのは慎司さんにも原因があると思う! 慎司さんが何かとしゃしゃり出たせいだと思うんです!」
——それはない! 俺が原因じゃなくて、永吉・雪世達が頭おかしかったせい!
「いやいや、慎司さんのせい! 俺もそう思う!」
「そうそう、慎司さんのせいだー!」
——だぁぁぁぁぁ! うるさいうるさいうるさい! 少しは黙りんしゃい! 主人公である二人には色々なことを聞きたいと思っていたんだから、もっとスムーズに進行させてくれ!
「うぅ……っ、そこまで言うなら聞いてやりますよ。ところでお題って何すか?」
——とりあえず終わった感想を。まさか最後の最後に永吉達が登場するなんて思っていなかったと思うけど、どんな気分でしたか?
「えー……? どんな気分って? そんなん最悪に決まってるじゃないですか。人生でいちばんの晴れ舞台がアイツらのせいで台無しになるところだったんですよ? 八つ裂きにしても気が済まないくらいでした」
「うんうん。私もせっかくなら蹴るだけじゃなくて、捻り潰せば良かったと思ってました」
——ひゅ……っ! ひ、捻り潰されることにならなくて良かったな、永吉先輩!
でもアレだよね? 春樹・赤江夫妻とは仲良くなって。結婚式に参列してもらうほど関係が良好になるとは思っていなかったねー。
「あぁー、その点に関してはやむ得なかったというか……」
「赤江がしょっちゅう謝罪に来てたんだよね。赤江も変な子だったけど、ある意味被害者だったんだなぁって。ぶっちゃけ私が早く春樹と別れていれば、こんなことにならなかったんだよね……」
「千華さん……。いや、千華さんも大変だったんだし、仕方ないよ。昔の春樹さんは異常だったって羽織さんも話していたし」
——そうそう、天罰が下るまでの春樹さんは調子に乗っていたんで、仕方ない。
これだからチヤホヤされてきたイケメンは……。
「そういや慎司さんもそこそこイケメンだけど、全然モテないっすよね? 何でですか?」
——んあ⁉︎
「本当だね。もう少しモテても良さそうなのに……やっぱり残念な空気が醸し出されているせい?」
——んな! お前ら、聞いてりゃ好き勝手言いやがって! 俺はモテないんじゃなくて、あえてモテないふりをしてるんだよ! そうあえて!
「………えぇー? ずっとモテたいって言っていた慎司さんが? そんな負け惜しみ言わなくてもいいっすよ。もうバレバレっすから」
——だからァ!
「でも最後には結婚できて良かったですよね! 奥さん見たことがないですけど、どんな人なんですか?」
——………うん、俺の話はまた今度でー……
「えぇー、このタイミングじゃないと話す機会ないのに? え、まさか……結婚したっていうのは嘘とか言わないでくださいよ? 流石にそれは笑えないですよ?」
——いや、嘘ではないが……!
「崇さん……あまり追及しちゃダメだって。ぶっちゃけ作者が慎司さんに関しては深く考えていなかったから、適当に結婚させられたらしいよ? だから慎司さんが悪いんじゃないの。全部、全部、
「そっか、それなら仕方ない。全部、中村青のせい」
——おいおいおい、別に話せないほどダメな奥さんってわけじゃ!
「無理しなくていいっすよ、慎司さん」
「どんまいです、慎司さん」
——だぁぁぁぁ! なんだ、このぐだぐだ感は! もう面倒くさいから、次のトークへと続く‼︎
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