概要
神の神意を託される巫女は、必ず「かりはら」の役目を全うしなさい——。
巫女は必ず「かりはら」の役目を全うしなさい。
「おかみさま講」の巫女は人身御供として神に捧げられる、という言い伝えがある。
氷川叶(かなう)は、19年間平凡に生きてきた。
本家の当主・双子の姉の菟上希(のぞむ)が遺体で発見されたのを機に、本家に呼び戻される。
霊力のある当主が巫女になるのが定石であるのに、何故か霊力がない叶が本家の跡を継ぎ、巫女になれと言われる。
無理難題を押しつけられて、雨の中、屋敷から逃げ出すが、「みつちさん」に魅入られてしまいお祓いを受けることに。
神域で「みつちさん」に名前を呼ばれて答えたら、沼に引き込まれて殺される。
因果はどこから生まれたのか。どこから祟りは始まっていたのか。祀っている神は一体何なのか。
このまま、この屋敷にいると、きっと私は命を取ら
「おかみさま講」の巫女は人身御供として神に捧げられる、という言い伝えがある。
氷川叶(かなう)は、19年間平凡に生きてきた。
本家の当主・双子の姉の菟上希(のぞむ)が遺体で発見されたのを機に、本家に呼び戻される。
霊力のある当主が巫女になるのが定石であるのに、何故か霊力がない叶が本家の跡を継ぎ、巫女になれと言われる。
無理難題を押しつけられて、雨の中、屋敷から逃げ出すが、「みつちさん」に魅入られてしまいお祓いを受けることに。
神域で「みつちさん」に名前を呼ばれて答えたら、沼に引き込まれて殺される。
因果はどこから生まれたのか。どこから祟りは始まっていたのか。祀っている神は一体何なのか。
このまま、この屋敷にいると、きっと私は命を取ら
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!じっとりと絡み付いてくるような……
菟足村の菟上家。
本家の厳しすぎるしきたりは、何のため?
じっとりとした閉塞感、近づいてくる得体のしれないもの。
じっとりとした空気感、気配の描写がすごい御作品です!
主人公の叶は女子大生。
自分の気持ちや意見をはっきり言葉にする女の子なので、よくぞストレートに言ってくれた! と読んでいてスッキリします。
理不尽な要求ばかりしてくる本家にも、正面から立ち向かいます。
必死に抗う叶。
じわじわと包囲してくるような恐怖感。
最後まで無事でいられるのか、それとも……。
ゆっくりゆっくり近づいてくる、絡み付くような絶望感を求めている方に、とてもおすすめです!