概要
「セレシアなんて知りませんっ!」「俺が君を見間違えるはずがないだろう」
重たいドレスより一振りの剣が好きな性格のため『お飾り王女』と呼ばれるセレシアは、ある日突然、姉の代わりに隣国オルフェウスへ嫁ぐように命じられてしまう。
嫁ぎ先は、『金色の獅子王』と呼ばれるウェイン・オルフェウス。
「サンノエルの王女として相応しく振る舞いなさい」
言いつけを守るために、心を押し殺そうとするセレシア。
しかし魔物の襲撃がきっかけで、自分が『サンノエルの黒騎士』であることがウェインにバレてしまって!?
「わ、私はセレスです! セレシアという方は存じ上げません!」
「俺が君を見間違えるはずがないだろう。……どれほど目で追ったと思っている」
「なっ!?」
そう、ウェインははじめから見抜いてくれていた。
彼はセレシアが剣を執ることを認めてくれただけでなく、『サンノエル第三王
嫁ぎ先は、『金色の獅子王』と呼ばれるウェイン・オルフェウス。
「サンノエルの王女として相応しく振る舞いなさい」
言いつけを守るために、心を押し殺そうとするセレシア。
しかし魔物の襲撃がきっかけで、自分が『サンノエルの黒騎士』であることがウェインにバレてしまって!?
「わ、私はセレスです! セレシアという方は存じ上げません!」
「俺が君を見間違えるはずがないだろう。……どれほど目で追ったと思っている」
「なっ!?」
そう、ウェインははじめから見抜いてくれていた。
彼はセレシアが剣を執ることを認めてくれただけでなく、『サンノエル第三王
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!まさに運命の2人のやりとりにドキドキする……!
りりしい『サンノエルの黒騎士』の正体は、サンノエルの第3王女であるセレシア。
そんなワクワクするスタートの物語は、オルフェウスの第2王子ウェインとの婚姻により、オルフェウスへと舞台が展開します。
政略結婚にもかかわらず、この2人の関係は、傍目にもとてもかけがえのないもののように見えます。
読者もまた、女性として、王女としての<あるべき姿>にとらわれず、セレシアが彼女らしくいられる場所を得られることを、きっと心から願ってしまうでしょう。
セレシアにはまだすごい実力がありそうですし、ウェインと2人でのこれからの活躍が楽しみな物語です!