タロット・カードは小説賞への誘い

【第28回スニーカー大賞応募作】

【1話2000余字でサクサク進みます】
ネット小説賞『第九回新感覚ウェブ小説選考会（新感選九）』で審査員長の作家・笹原雪影からボロクソに叩かれた高校生・北野鷹仁は、次こそは必ず見返してやろうと決意した。
小説投稿サイト『シンカン』チャットルームの常連である伊井田飯さんから「タロット・カードを使っている人がいるよ」と聞いてさっそく友人の高田史教を通じて入手。創作に役立てようと躍起になった。
小説賞に青春を懸ける高校生の物語。
果たしてタロット・カードは面白い小説を創る秘密道具となりうるだろうか。
タロット・カードに慣れるため、クラスメイトを占っていき、いつの間にか学校でタロット占い師のようなことまですることに。
しかし北野は気づいてしまった。タロット占い師が…続きを読む