概要
富士見L文庫様にて書籍化していただきました。
また、秋田書店様の月刊誌、ミステリーボニータ誌上にてコミカライズ化していただきました(全2巻)
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サウナと水風呂と休憩所のベンチをこよなく愛する温浴施設限定の安楽椅子探偵、櫓竜太郎(60)。
寒いと膝が痛くて推理とか無理ですレベルの冷え性爺ちゃんが、サウナで温まり、水風呂で冷やされ、ベンチで休憩することで、華麗に健康状態と謎をととのえる!
■登場人物
櫓竜太郎(60):サウナ探偵。すこぶる冷え性。
水田龍二(35):県警捜査1課の刑事。竜太郎の義理の息子
水田江美(32):竜太郎の娘。龍二の妻。
水田茉祐(4):竜太郎の孫。龍二と江美の娘。
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サウナ好きの方もそうでない方も、関連エッセイをどうぞ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!謎解き前の探偵は、とてもお茶目で可愛らしいおじいちゃん
探偵と共にサウナに向かう刑事がだんだんとサウナの魅力にハマっていく行く様子や、謎解き前の緩い感じの二人の会話が面白いです。
サウナでの様子の描写も面白く、電車で読んでいるときにニヤニヤを堪えるのが大変です。
謎の解き方もサウナ探偵ならでは。
おじいちゃんがサウナについて色々説明してくれるので、未体験でも大丈夫!
サウナと謎解きと、義父と息子の緩くも暖かいやりとりが楽しめるこの作品は、「推理読みたいけど難しそう……」と思う方に、ぜひともオススメしたいです。
他の方もレビューに書かれていますが、実写化したところが見てみたい作品です! - ★★★ Excellent!!!本格派にして心地よい読み口の推理もの。探偵業とサウナへの憧れが募る!?
富士山麓に住む、某フライドチキンのおじさんみたいな、
でっかい体に無邪気なハートを持つ若めなご隠居さんは、
かつては「筋読みの櫓竜」と呼ばれる凄腕刑事だったが、
引退と同時に、何かよくわからんことを始めてしまった。
「安楽椅子探偵がやりたい!」
まず舞台装置を完璧に揃えるという、形から入るタイプ。
本作の主人公にして櫓竜の娘婿、現職刑事の水田龍二は、
義父・櫓竜太郎の無駄遣いに頭を抱える。ああ嫁が怖い。
しかも冷え性の櫓竜、安楽椅子は寒すぎて推理も頓珍漢。
「こんなときはサウナだ!」
というわけで櫓竜水龍コンビでご当地サウナに繰り出し、
サウナと水風呂をまつわる蘊蓄を披露しながら体を…続きを読む - ★★★ Excellent!!!探偵とサウナの魅力に痺れた!
いやー、面白くて一気読みしました。
探偵役の櫓竜太郎は、普段は頓珍漢な推理を述べますが、サウナに入り、水風呂に浸かった後に豹変!
現役時代、静岡県警刑事部捜査第一課で辣腕を振るった「筋読みの櫓竜(ロウリュウ)」に戻り、快刀乱麻とばかりに謎を解く。
いやあ、かっこいいですねぇ。
某フライドチキンチェーンの立像のような体格に見合った、のほほんとした口調で繰り出される明解な推理。
ギャップも相まって、とても好きな探偵です。
またサウナ限定の安楽椅子探偵という設定も、意表をついて面白かったです。サウナと水風呂の魅力たっぷり! これを読めば銭湯に行きたくなること間違いなし。
個人的におすすめな…続きを読む