うさぎ強盗には死んでもらう

作者 橘ユマ

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311人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

冒頭部分を読んでわかったのは、作者が重度の文体オタクであるということ。
たとえばアクション映画で主人公がラスボスの元へ向かうときに流れるBGMみたいに、あるいはミステリーの謎解きシーンで毎度おなじみの断崖絶壁みたいに、文体を演出として使いこなしているという印象をうけた。
これから貴方がカクヨムでなにか一作品でも読もうと考えているなら、この作品ははじめに読むべきだと思う。

★★★ Excellent!!!

良作を参考にしようと、過去の受賞作品を見つけて読むことに。

序盤から騙されっぱなしですが、小出しに「騙された!」と思える種明かしがいくつも出てくるので、進むに連れて「次はどんな風に騙してくれるのか」、とワクワク期待しながら読んでました。

テンポも良く、最後まで一気読み。
話が一年前と行ったり来たりするので、その辺を整理する為にもう一度読みたいです。きっとまた、「そういうことかー!!」と快感があるはず……

★★★ Excellent!!!

読む人のハードルを無駄に上げたくはないんですが、二回は読みたくなる。
というかこれから書籍版読みます。

過去と現在を行き来する物語はまさにうさぎ。
あちこちを引っかき回したうさぎ強盗が最後にどうなるのか、その目で確かめてみてください。
これは、愛の物語だ。

★★★ Excellent!!!

タブーものってやつ?
昔、辻真先先生が書いてた
主人公が犯人とか
読んでる人が犯人とかみたいに
見えないからこそできる謎ってやつですね。
筆力がないと
ただの稚拙な部分って思われてしまうところですが
意図して行っている感がしっかりあって
とても楽しめました。

ごめんなさい。
伊坂 幸太郎さんの作品を読んでないので
機会があったら探して読んでみます。

★★ Very Good!!

伊坂幸太郎氏を比較に出すレビューが多いが
流石に、一線でヒットを飛ばしまくる作家と比較するのはこの作品に分が悪すぎるというのが、最初の印象だ。

あくまで、投稿サイトに投稿されたアマチュアの作品。として、私は評価させていただいた。

さすがは、コンテストの受賞作といったところだ。
まず、読みやすい。
カクヨムの画面に合わせて、段落などを分けているので、目が疲れることもなかった。
丁寧に改稿を行っている。
文章は、特におかしなところもなく、わかりやすいのがよかった。

煩わしかったのが、一話くらいで章と時代が変化を繰り返すところか。
おかげで章の分別が多くて、こんがらがった。
一個なにか起こるたびに、ではなくて。
もっとまとめて時間を動かすことも出来た気がするので、ここは残念だった。

しかし、素人とプロの狭間の作家さん作品の中では間違いなく高レベル。時間があるなら読んで、損する。ということは無い。

★★★ Excellent!!!

上海と京都をまたにかけた大掛かりな群像劇。
騙されたい方は是非、との挑発に乗ってやって来ましたが、見事虜にされて帰ってきました。
僕にとってはカクヨムを始めようと思ったきっかけの作品でもあります。
誰にでも読みやすく、誰にでも楽しめる作品だと思い、真に誰かに勧めたい作品だと言えます。
ストーリーとトリックの関係性についても、大いに考えさせられました。
僕は自分の好きな作家さんに影響を受けすぎてしまうということを悩んでいたのですが、作者さんのコメントや作風を見ていて、それはそんなに悪いことではないのだ、と前向きに考えられるようになりました。
単純に作品の面白さはもちろんのこと、これは僕にとってはとても大きな意味を持つ大好きな作品であります。
終わりに、コンテストの大賞受賞、おめでとうございます。

★★★ Excellent!!!

看板に偽りなし! まさにそのような作品です。
騙されまくって、ついには何も信じられなくなりました。最後だって、実は嘘なんじゃないか、いやそもそもこの話は99パーセント嘘で出来ているんじゃないかと思ってしまいます。実は未だに脳内が混乱しているので、とりあえずもう一周してきますね。

でも唯一、絶対で言えるのは、これは騙されないなんて不可能だということです。

★★★ Excellent!!!

最初は、可愛らしいタイトルに惹かれとりあえず第一章だけと読み始めました。しかし、最後まで休むことなく一気読みしてしまいました。
途中何回も予想を裏切られ、キャラクター達に翻弄されっぱなしでそれが痛快でした。
登場人物一覧を見ながら読み進めることをお勧めします。

Good!

ごめんなさい最初の文章が読みづらくて5話ぐらいまででリタイアしちゃいました笑
伊坂幸太郎みたいな群像劇っていうから期待してたんだけどやっぱりプロって何気ない日常描写でも引かれて読んじゃうんですよね
その点この小説にはそう言う惹かれるものはなかったかしら
この先がきっと面白いのでしょうけど私には無理でした
あ、でもこの作品も書籍化するんでしたっけ?紙で読むとまた違うかもしれないから書籍化したら買うかも

★★★ Excellent!!!

うさぎ強盗というかわいらしいネーミングから、ふわふわしたままごとミステリーをイメージしていたが、実際は全く対極に位置する、命を掛けた闘いの物語だった。


次々と提示される証言から始まる、魅力的なキャラクターたちのドタバタ騒ぎは、スクラップされたワンシーンをフラッシュカードのように鮮やかに切り替え展開させていく。

伊坂幸太郎好きな人なら恐らくプロローグだけでこの作品の虜になれるだろう(申し訳ないが、私は少し長く感じたので最初は半分飛ばした、というのも、この先絶対に面白くなるぞ、という確信を持ったため早く先を読みたかったのだ)。

ウィットに富んだ会話、ウェブ小説であることとハードボイルドさを最大限に融和させた簡潔かつ適切な描写、なにより銃とナイフと電脳と火薬がぶつかり合うアクションのド派手さがめまぐるしく読み手を翻弄する。
また、恐らく読者視点として用意されている篠原の内面描写のえぐり方も面白い。


最初はこの派手さ、豊富な知識をこれでもかと敷き詰めた文章のきらびやかさに我を忘れて読み進めていたのだが、途中で少しずつ気づき始めてしまったことがある。この物語はミステリーとしてどこへ転がって行きたいのかが見えないということと、中盤辺りにおいてチョイスされる言葉の詰めの甘さ、そこから綻んで見える遊園地の舞台裏である。例えば、JR京都駅、と書くべきところを一貫して京都駅とのみ書いているため、新幹線なのか近鉄なのか地下鉄なのかわからず特定するまで数ページを要しその間頭に具体的なシーンを描けなくなる、ということが大小あれど散見された。また、ド派手な殺人、誘拐まがいが起きているにもかかわらず、それを観測する一般市民の存在が見当たらない、あるいは非常に薄いことが、遊園地からリアリティを奪ってしまっている。この作者はあえて描写を省いているのか、そうでないのかはわからないのだが、もっと小… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

最初はサラッと次は登場人物一覧を別枠で待機させた状態で二度読みしました。途中何度も戻りながらです。ここまで念密に練られた作品をタダで読んだことはありません。ちょっとしたセリフ、情景描写、人物描写、心理描写などなど全てがミスリードさせるように、でもあくでも伏線として嘘はなしで描かれています。小憎らしいくらいに計算されていて悔し呻きが出てしまいました。ミステリー好きですがミステリー好きでない方にもオススメしたい作品です。時系列が複雑に絡み合っていますがサラッと読めてしまいます。最初は気にせず読んで見事に引っかかるべきですね。

★★★ Excellent!!!

ここにあるミステリーは、ある意味でカク立場の人間に対しての挑戦状のように見えます。
軽快なリズムで、3つのラインをつなげるミッシングリンクが次々と明かされる様はまさに圧巻です。
ただし、ミステリー系にあまり興味がない人は、少々敷居が高いです。
ただ、その敷居を越えてしまえば、大いに楽しめることはまちがいないでしょう。

★★★ Excellent!!!

ネタバレ有りですので未読の方はスルーしてください。どうにも僕には、ネタバレなしの感想は書けないようで……

他の方のレビューでも、あのトリックを指しているとわかる表現が多いので、そこに触れます。まあそれが無くても読めばすぐにわかりますよね。こういった構造の物語なら真っ先に考えることなので。けれど、それは技術の巧拙の問題ではないと思いますし、伏線の張り方はとても上手だと思いますので悪しからず。

人物誤認系トリックとして、口調を使うのは割とある発想だと思いますが、普通は結構な無理筋です。だから、今作の、日本語を学ぶ過程で妙な語彙ばかりが増えてしまった、というのは目から鱗でした。愉快なため記憶に残りやすい和やかなギャグパートが伏線として軽やかに機能しています。読者に違和感を与えずにストーリーとして魅力的なシーンにさりげなく仕込む、理想的な伏線の張り方だと思います。

★★★ Excellent!!!

うさぎ強盗とそれを追う闇社会の人間たちが織りなす群像劇形式のミステリである。大作にして傑作。恐るべき読書量と練り上げられた構成に脱帽するほかない。魅力に溢れたキャラクター、怪しげな組織、スピード感のある表現、意外な展開、鮮やかなトリック、クールな表現、情熱的な恋愛、和めるギャグなど、この手のフィクションに求められるものは全て嘆息する水準に達している。夢中になって読むあまり、気がついたら朝になったというのは学生以来の体験であった。

ただ、この手の創作ではよくあることだが、要所要所に出てくる薀蓄にリアルさが乏しいと感じた。例えば上半身を完全に動かさずに強い蹴り上げを打つことは人間の構造上不可能である。屋内での威嚇射撃は跳弾が複雑になるため足を直接撃つべきである。現在流通しているスペツナズナイフは東欧製の模造品が大半で精度の調整が難しく、プロが実用で使うイメージがもちにくい。ファイアウォールはヘッダを見てパケットを破棄/許可するだけの装置であり、それ自体の突破には暗号化技術と重なり合う部分はない。マルウェアを作成したコードの作法がわかるのでは偽装のレベルが低すぎる。権限昇格と降格に関する技術知識、コードと実行形式ファイルに関する技術知識などが間違っている。車やヘリなどの制御系がインターネットに接続している製品は現在のところ市場にはなく、その説明が作中にない(ノートに記載があるが、これは特注であると作中で示してほしかった)。そのほか、フィクションの世界であればお約束の範囲ではあるものの、プロや知識のある人が見ると粗さが目立つであろう点が少なくなかった。重箱の隅をつつくようで恐縮だが、幅広い読者を想定するのであれば、もう少し見破られないためのごまかしはいるかと思われる。もしくはSFのようにオリジナル設定を作り、その中でルールを定義する方法もある。薀蓄で疑問が浮かんでしまい、本筋を… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

この小説を読むということは、絵柄の分からないパズルのピースを、一つひとつ当てはめて、その全貌を掴んでゆくあの瞬間、あの刹那のぞくぞくした喜びが、嵐のごとく押し寄せてきたような感覚を味わうことに等しかった。

伏線とトリックを理解するために何度か読み返したが、それは文章が拙いのではなく、あまりにも巧妙に仕組まれていたために、読み返すことが必須だったのです。

読了後の余韻、全貌を理解できたときの喜びは、もはや快感ともいえます。

素晴らしく面白い作品に出会えたことに、感謝です。

★★★ Excellent!!!

タイトル通りです。

普段殆どミステリーを読まない私ですら最後まで完全に引き込まれました。

これは本作がミステリーという枠組みを越え、純粋な娯楽作品としてとても秀逸だからでしょう。

膨大な複線と小気味よい回収。
小洒落た台詞回しに緻密な描写。
そのどれもが確かな技術力に裏打ちされています。

最近小説を読んでない。

本作は、そんな人にこそぜひ読んで欲しい珠玉の一作です。

★★★ Excellent!!!

――いかにしてこの状況は出来上がったのか?


このミステリにおいての謎はこれだと私は考えていました。

泥棒たち、組織の青年、そして死体。
過去と現在それぞれがパズルのように配置されたエピソードの欠片たち。
視点と視点が重なり合い、謎が広がりながらも次第に謎の真相に近づいていく。
そんなミルフィーユのような構成の見事さには唸らされました。

ほぼ全編通して悪党しか出てこないキャラクター造形は小気味良く、
暗躍する「うさぎ強盗」の動機が語られた瞬間、
そこまできてなにゆえか「してやられた」と思いました。
うさぎ強盗はさわやかだ!

この人はここから更にもっと面白いものを投下してくれるのではないかと思うので、
ぜひとも今後も書き続けてもらいたいものです。

ところでこの世でミステリーを読むにあたって、結末や犯人を把握したあと、
伏線やミスリードに改めて気付きに行くという楽しみがありますね。

……

ええ、はい。もう一度うさぎ強盗の世界に行ってこようと思います。
それでは!

★★★ Excellent!!!

読めば読むほど、伏線がどんどんと出現し、そして気がついた時には「あっ!」と騙されること間違いなし!

複雑に絡みあった時系列や登場人物達、物語の構成、どれをとっても圧巻であると、思わず下を巻かざるを得ない。
恐らくこの物語の全てを理解し語るには、一度読むだけではまず足りない。二度、三度は絶対に読む必要があるであろう。

本作は、正しく魂の一作だ。

★★★ Excellent!!!

 本作が優れているのはまずタイトルの秀逸さ。個人的には「兵隊やくざ」「ジョン、全裸連盟へ行く」に匹敵する。このタイトルだけで読む人間が倍は違うと言える。
 そしてうさぎというファンシーなイメージにだまされてはいけない。ましてやうさぎ強盗を英訳したrobber rabbitの響きがロジャー・ラビットに似ているからなんていうあなたはすでに死んでいる。うさぎのなかには素早い動きで襲いかかり、鋭い牙で人間の首を噛み千切るヤツもいるのだ。油断して殺されないように備えとして、事前に『銀河ヒッチハイクガイド』「パルプ・フィクション」「SHERLOCKシーズン3第1話」なんかを確認しておくといいかもしれない。ただし、うさぎ強盗の鮮やかな手並みに殺されてみるのも悪くはないだろう。
 本作は2回目を読みたくなる内容だ。そうしなければ真に本作を読解したと自信を持てなくなる。2回目にはあらゆる場面が1回目の印象と変化していることだろう。それを確認したくてたまらない。だが慌てる必要はない。本作が書籍化されれば、確実に再読することになる。書店で『うさぎ泥棒には死んでもらう』のタイトルを見かけたら、あなたは手に取らざるをえない。あなたはすでにうさぎ泥棒の術中にはまっているのだ。

★★★ Excellent!!!

たくさんの物語が一つの結末につながっていく。
うさぎ強盗とは誰なのか?
篠原の行く末は?
読者がその謎を解くためには、すべての文を登場人物を疑ってかからなければならない。

「うさぎ強盗には死んでもらう」はそんなハラハラドキドキな群像劇です。
もちろん、謎を解くだけでなくストーリーを追うだけでも十分に楽しめます。
群像劇ならではの読了後の爽快感や、うさぎ強盗などの魅力的なキャラクター。
物語冒頭、プロローグのうさぎ強盗についてのインタビューなど、読者を引き込む工夫が満載です。
ぜひ、プロローグだけでも読んでみては?
頁をめくる手を止められず、楽しめること間違いなしですよ!

★★★ Excellent!!!

実はプロ作家が書いてますって言われても驚かないくらいにはクオリティが高いエンタメ小説。
非現実的な殺し屋たちがたくさん出てきますが、精密に練られたストーリー構成からか物語にはリアリティがありました。
軽快な会話も相まって伊坂幸太郎さんの作品を彷彿とさせます。
次々と真相が明らかになる終盤は驚愕の連続でした。
好きなキャラクターは『ネチネチ風間』です。

★★★ Excellent!!!

ミステリーだということを忘れてふんふんと楽しんでいました。
そのぐらい丁寧に情報が提示され、また混乱せずとも楽しめるような配慮がされていたのだと思います。時系列がザッピングされ、前後されながら出てくる情報をタペストリーのように繋ぎ合わせ……いやパッチワーク? モザイク? うぇーい。
ともかく、読了後は映画一本見終えたような感覚になると思います。なっています。良質な海外の痛快劇っぽさ。
1、キャラクターが濃い作品が好き
2、群像劇が好き
3、しぶとく生きてる人が好き
いずれかに当てはまる人は迷わずどうぞ。もしかするとこの作品、期間限定かもしれません。

★★★ Excellent!!!

正直、「いやいや、騙されないでしょ」と思いながら読んでいました。「ははーん。やっぱりそう来るのね」とか、「予想通り……!」とか、ちょっと勝ち誇った気にもなっていました。

けれど、それも途中まで。

(エピローグより前の)最後の罠に見事に引っ掛かってしまいました。「うっわ、やられた……!」と、たぶん口に出して呟いてましたね。これも唐間ネロさんの作戦のうちだったのでしょう。引っ掛からないつもりでいたのに、気付けばうまく誘導されていて、最後には大きな落とし穴に落ちてしまう。嵌りました! 二重の意味で!

もう一度読みたいと思わされる、そんな素敵な作品です。

是非ご一読を! いや、一読と言わず、何読でも!

★★★ Excellent!!!

プロローグを読んだだけでがっちりと捕らわれてしまいました。
これは絶対に面白いぞ、と。
あとはもう、身を委ねるのみでした。
あれ、これもしかして……いや違うのか? ……いややっぱり騙されてた!
と、もう後半は息つく暇も無く。
珠玉のエンターテインメントをありがとうございました。
たぶんもう一回読み返します。
読み返すのが楽しいなんて、それこそ最高じゃないですか。

★★★ Excellent!!!

タイトルに惹かれあらすじをざっと読み、その世界観に惹かれました。雰囲気が成田良悟先生のバッカーノ!に何となく似ていると感じたのもあります。
読んでみると驚きの連続。展開や台詞回し、構成などどれを取っても職人の仕事。正直、カクヨムでここまで完成された作品をお目にかかれるとは思いませんでした。書籍化されたら真っ先に本屋に駆け込むレベルです。
素晴らしい群像劇をありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

 本日遂に完結されたため、ずっと控えていたレビューを書かせて戴きます。


 
 強盗、泥棒、殺し屋、組織といった負の側面が強い題材を、魅力的なキャラクターと息つく暇のないストーリーにすることで、最後まで楽しく読むことができます。

 小説だからできるトリックでありながら、途中に挟まれるアクションはまるで映画を見ているかのように鮮明にイメージできます。だからこそ、自分がそう思い込んだイメージに騙されてしまいます。

 過去と現在が交差し、エンターテイメントを意識した描写は、伊坂幸太郎先生の「陽気なギャング」シリーズを彷彿とさせました。惜しむらくはストーリーとして完璧に纏まっている為、彼らの今後が読めそうにないくらいですかね。


 「ミステリーを読まれるのなら、まずはこの作品を!!」という名作になると思っています。
 次回作も楽しみに待ってます。