自棄(やけ)にかっこいい

冒頭部分を読んでわかったのは、作者が重度の文体オタクであるということ。
たとえばアクション映画で主人公がラスボスの元へ向かうときに流れるBGMみたいに、あるいはミステリーの謎解きシーンで毎度おなじみの断崖絶壁みたいに、文体を演出として使いこなしているという印象をうけた。
これから貴方がカクヨムでなにか一作品でも読もうと考えているなら、この作品ははじめに読むべきだと思う。