概要
その夜、恋は始まらなかった。
女子プロレスで意気投合した男女が、
終電を逃してたどり着いたのは、とある屋敷。
そこで交わされたのは、恋の告白ではなく――
「俺はゲイ」
「私はレズビアン」
なのに、なぜか一緒にいる。
失恋、すれ違い、理解されない痛み。
それぞれの「好き」を抱えたまま、ふたりは同じ屋根の下で暮らし始める。
恋人じゃない。家族でもない。
それでも――誰よりもそばにいる。
これは、
“好きじゃないのに離れられない”ふたりの、
ちょっとおかしくて、少しだけ切ない物語。
***
ひょんなきっかけで同居することになったゲイとレズビアンのコンビがお送りするお茶の間コメディ。お互いの恋の行方や性別を越えた信頼関係などを描く。ニ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!交じらずに寄り添う、ただ同じ方向へ真っ直ぐ進むだけの、一人と一人の物語
ひょんなことから意気投合して、一つ屋根の下に暮らすこととなった男と女。しかし二人の間に色っぽいやりとりは皆無。
なぜなら男はゲイであり、女はレズビアン。互いの身体に全く興味がなく、それでいて恋愛や対人関係における「普通とは違う」悩みや感覚を共有できる間柄なのです。
それぞれに片想いの相手(同性)がいて、それぞれに浮いたり沈んだり。
だけど家に帰れば、何も取り繕うことなくフラットに接することのできる同居人がいる。この関係性に安心感と信頼感があり、非常に心地よく読み進められました。
脇を固める同僚やお年寄りたちのキャラも立っていて、血の通った人生模様を感じます。
人の数だけ、それぞれの「真っ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!この関係は、男女ではなく、人と人。穏やかで優しいヒューマンドラマ。
輸入車ブローカーの渚と、OLの夏希。ひょんなことから同居することになった二人の男女は、それぞれ想いを寄せる人が別にいます。
けれど、恋愛対象が同性である二人の恋路は、ちょっとドキッとするタイトルから伝わるように、一筋縄ではいかなくて……。
多くの人たちの考える「普通」が、自分の考える「普通」にそぐわないとき。孤独に打ちひしがれずに、呼吸を続けていられるのは、痛みを分かち合える存在がそばにいるから。そう思わせてくれる信頼感と安らぎが、渚と夏希のフラットでありつつ情に厚い関係を通して、物語から穏やかに伝わってきます。
男女ではなく、人と人が、居心地の良い関係を築き上げていくヒューマンドラマ。…続きを読む - ★★ Very Good!!ひと夏に咲いた二輪の徒花
難しい話ではありませんでした。重くなりそうな話になるとプロレス技で息抜きさせてくれます。
最近はグルメ描写に力を入れた作品が多いようですが、この作品ではひと味違いました。お裾分けのカボチャの煮付け、いただきモノのアジの干物、婆ちゃんの作った野菜等のより美味しくて心温たまるものが登場します。
他に 爺さんの遺品のバイクをレストアするのも泣かせます。しかも 車検ばかりかお悩み相談までできる工場も面白いです。
これらはあくまで人と人との付き合いで味が出るもので筆者の技巧に舌を巻かざるを得ません
完結はしているものの続編が気になる作品です
ごめんなさい本文が書き込めてなかったです - ★★★ Excellent!!!あたりまえって何だろう?
インパクトのあるタイトルですが、エロいお話ではなく、とてもほのぼのとした日常系のお話です。
ただ、多くの人にとっての「常識」と違うところがあります。
出会って意気投合した男女が同居するという話なのですが、男はゲイで女はレズビアン。
ん?最近そういうのよく聞くよ?
などと思う人でも、ゲイの男は男と、レズビアンの女は女と、「カップル」として一緒に暮らすのが「普通」だと思ったりしませんか?
このお話はおそらく、そうした二重のステレオタイプをひっくり返すものです。
と言っても、虐げられたマイノリティというようなネガティブな調子はまったくありません。
ただあたりまえの生活があり、その中でくすっと…続きを読む