第2話 自分ふしぎ発見!
①
とりあえず自分の性別を理解した私は、食物を探しに川沿いを歩いていく。すると、川からぴちゃんと音がする。見てみると、川魚が元気いっぱいに飛び跳ねているのが見えた。
「魚!!!」
アウトドアなんて、一切してこなかった私だけど、もう文句なんて言ってられず、目をぎらつかせた。
だが、魚取りなんてしたことないので、幾分やり方が分からない。それに、あんなに元気な魚を取るなんて至難の技だった。
お腹をぐぅっと鳴かせながら、泣く泣く諦め、果物でもないかと木へと視線を移す。
赤い木の実がぽつりぽつりと咲いている。果たして、これは食べられるのかと疑問に思う。
私の前に、究極(私にとって)の二択が出された。
アウトドア未経験で魚取りか、謎の木の実を食すか、だ。
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