顔を真っ赤にした私と、無言のバルドの間に僅かな間が生じた。


(恥ずか死ぬ!!)


 ちらっと何も言わないバルドを見ると

 目を少し見開いたまま、私を見ていた。

 すると、、、


「ぷっ…はははははははは!!」

 今まで彼がこんなに笑った姿を見た事があるだろうか、というほど豪快に笑っている。


 何故だか恥ずかしさとともに、少し胸が揺らいだのは、きっと何かの間違いだろう。


「くくっ。何か食いに行くか?」

「……ハイ」


 そんなこんなで私達は食事をしに行くことにしたのである。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る