③
顔を真っ赤にした私と、無言のバルドの間に僅かな間が生じた。
(恥ずか死ぬ!!)
ちらっと何も言わないバルドを見ると
目を少し見開いたまま、私を見ていた。
すると、、、
「ぷっ…はははははははは!!」
今まで彼がこんなに笑った姿を見た事があるだろうか、というほど豪快に笑っている。
何故だか恥ずかしさとともに、少し胸が揺らいだのは、きっと何かの間違いだろう。
「くくっ。何か食いに行くか?」
「……ハイ」
そんなこんなで私達は食事をしに行くことにしたのである。
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