④
自分達がいる拠点から少し離れた場所に、山中に流れている川がある。そこの水はとても澄んでおり、飲水にもなる為、私達の暮らしには欠かせない場所だった。
空気が澄み切っていて、風の音、鳥の鳴き声が耳に心地いい。マイナスイオンに癒されながら少し歩いた為、川の水を一口飲む。
ふぅっと一息ついて、目的の薬草を探す。何回か見た事があるので、川の周辺を見渡した。
その薬草はすぐに見付かり、持ってきた袋に入れていく。
──……ガサガサ
薬草を摘んでいると、突然後ろから何か音が聞こえてきた。
(─…ん?)
何だろうか、と後ろを向くと、この辺には出没しないジャバウォックが、草を掻き分けこちらを見ている。
「─…え…っ」
かなりの大きさのジャバウォックが居た。一瞬頭が真っ白になったが、頭の中に警報音が鳴る。
(やばい、やばい、やばいーーー!)
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