その後は何のミスもなく、雑用をこなしていく私に仲間の一人から声をかけられた。


「リョウ、悪いんだが薬草を取ってきてくれないか?」

「あ、はい。分かりました」

「ここからちょっと行った川辺の近くにあると思うから、よろしくな」

「また何か薬を作るんですか??」

 この人は、植物が好きで変わった花や薬草を集めている。薬草を使ってちょっとした怪我を治してくれるから助かっている。


「あぁ。火傷に効く薬草が無くなってしまってね」

「それは無いと困りますね、直ぐに取ってきますね」


 そう言って私は外へと出たのであった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る