②
ゆるく妄想していたら、入り口らへんがざわざわしている。どうやらお頭達が帰ってきたようだ。台所でご飯の準備していた私に、声がかかる。
「リョウ、今日の飯は何だ?」
相変わらずのイケボである。振り向くとそこには、ワイルドさプンプンのイケメンが居りました。
私がお世話になっている、盗賊団のリーダーである彼の名は、バルド。
シーダさんとは、幼馴染の関係らしい。
初めて2人を見たときは、興奮がおさまらなかった。
バルドとシーダさん、俺様攻め×美人受け。
妄想せずにはいられない!!!!
またもや妄想している私に、呆れた顔で彼が言う。
「お前、やっぱり変な奴だな…」
彼の後ろから、シーダが声をかける。
「おかえり、バルト。どうだった?」
「おう、ただいま。まあ、ぼちぼちだな」
そんな会話をしながら、台所から去って行く。彼らの後ろ姿を見て、私は鼻血を出しながら突っ込んだ。
──── お前らは夫婦かーーーーー!
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