裸で飛び込んだ私は、水の冷たさに一瞬驚いたが気温が暖かい為、徐々に身体が慣れていく。まるでプールに入ってるみたく、スイスイと泳ぐ。


───冷たくて気持ちいい~


 頭もさっぱりさせたいので、水中へと潜る。とても綺麗な水の為、水中で目が開けられる。この泉には魚がいない為、安心して入っていられた。


 しばらく泳いだ後、泉から出ると持ち歩いていたハンドタオルで、軽く体を拭く。本当は洋服も洗いたかったが、そうすると全裸で過ごすことになるので、そのまま袖を通す。だが、身体がさっぱりしたせいか、あまり気にならなかった。


 お腹も満たし、身体もすっきりしたので、今日こそは街でも村でも、どこでもいいからここを脱出したい。そう思い、再び歩き出した。




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