⑤
しばらくメニューを眺めていたが、私はそっとメニューをテーブルに置いた。
「やっと決まったのか?」
「……いえ、決められないのでバルドさんのオススメでお願いします!」
そう、私は諦観したのである。メニューにまだ写真等があれば良かったのだが文字のみ。バルドに聞いても良かったのだが、もし私が文字が読めないことに対して深く聞かれても困る。それならば、バルドが食べる物を一緒に食べれば良いんではないかと。
そうして料理の注文はバルドに任せた。
時々、よく分からない言葉が出てきたがお肉などの知っている言葉もあったので少し安心した。
雑談をしながら待っていると、複数の料理が運ばれてきた。
美味しそうな匂いが鼻一杯に充満する。
「うわぁ、美味しそう‼︎」
私は目を輝かせてそう言った。
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