第21話 ガロバとルカトの復興に
リザードマンと森の魔物のスタンピ-ドが有った数日後にヨゴナ伯爵から会いたい
と連絡が来た、1月25日の事だった俺は一人で伯爵に会いに来て領主館に来ていた、
最近ではここの門衛にお顔を覚えて貰い顔パスに成って居たので中に入ると、子爵が
待って居たのか俺を見付けると寄って来て「ユキノスケ様良く来てくれました」と言
いながら案内をして呉れた、応接室の様な所に案内されて暫く待つと伯爵に子爵が一
緒に入って来た、そして伯爵が「今日来てもらったのは、この前のスタンピ-ドで取
り逃がしたリザードマンキングの討伐を依頼したいと思って何だが」と言いながら、
前回のスタンピ-ドで倒した魔物の数は4568匹に上った、内訳はほとんどがリザード
マンで4400匹とその他が168匹の内容で逃げた分の方が多いが、リザードマンは総数
が約8000匹でその他が3000匹程居たが、リザードマンは残りが4000弱でその他がオ
ークが2000体オーガが800体トロ-ルが100体に不明が100体に成った、俺は不明が気
になったので詳しく聞くとコボルトが狼に乗って居たそうで見た者の話ではそう言っ
たが、動きが早くて捉えきれずに全部逃がしたそうだ、俺は其処で聞いて見た「どう
してBランクの俺に依頼して来たのか?」と聞くと、伯爵が「ユキノスケ殿はBランク
に成ったのが今から4年前で、わずか1年でBランクまで到達しながらそこから上がっ
って居ないのは、態とAランク帯の依頼を受けずにDとかCランクの依頼を拠って熟し
て居て、態と上げない様にしていると俺は考えたしあのシナ-ル嬢を娶る理由が有っ
た筈だと考えた」と言った、「なるほどそこまで考察するとは流石に伯爵良いでしょ
う俺が奴らを掃除しましょう」と言って報酬はと言うと、「帝国としてのトンネルの
通行許可で如何です」と言った、「なるほど抜け目のないお方だが良いでしょうそれ
で手を打ちましょう」と言うと、傍にいた子爵が「ユキノスケ殿は自分が失敗する事
は考えていない様だが大丈夫ですか」と言った、「俺は当然考えていないし多分負け
ない」と言った、「それでは明日ガロバに向け出発しますが何か聞いて置く事は無い
ですか」と言うと、「ガロバは殆ど機能して居ないので泊まる所も無いと思って呉
れ」と忠告して呉れた、俺は単独で行くか何人か連れて行くか迷ったが一人で行く事
にした、俺はその日の内にガロバの近くに転移してテントを出して寝る事にした、
一夜明けて俺はガロバから森に入り、魔の森の山の有る東に向かう積りで藪を歩くと
オ-クの村を発見して殲滅した、オーク80匹とジェネラルとマジシャンが居たが全部
倒して収納した、其処から又ウリウリ湾沿いに進むと何匹かの狼が居た傍にコボルト
も歩いて居たので、俺はこいつ等か狼に乗った魔物はやはりコボルトだった様で狼1
匹を残し倒すと、1匹の狼が逃げて行ったのでサーチで方向を確認しながら追いかけ
て行くと、コボルトの村に狼も住んで居て共存している様で30匹づつの60匹程居たが
全部倒して魔石は抜き収納した、そこからはリザードマンが住んで居る沼を目指て行
くと手前にオ-ガの村が有った約20匹が要る様だ、オーガを倒して暫く進むと沼が見
えて来たので休憩をする事にした、その周りに在る木を5本程切り乾燥させて沼
に浮かべて固定し筏にした、筏の長さは10m程で簡単な帆を付けて風を送り進んだ、
沼は大きくて周りが見えない位広いし中央に島が有った、直径5km程の島で真ん中辺
りが小高い丘の様に成って居た、サ-チに映る反応は3000匹~4000匹居る様で魔力が
重なり正確にはわから無いが多いのは分かった、俺は絶体零度はこの広さは拡散す
るので使いにくいと思いメテオを放った、空からは無数の隕石が落ちてきて10分間ほ
どの間に俺のピロンが2回鳴った、島の中央に行くと片膝をついたリザードマンが居
たので近づくと、「お前がこれを遣ったのか」と言った、俺が「あぁ、そうだ俺がや
った」と言うと、「やはり人族に攻撃は反対したのに俺の意見を聞かない若い奴らを
止めれなかったのが悔やまれる」と言った、それを聞いた俺は「これから立て直せば
良いじゃ無いか」と言うと、「もう遅いここ迄数が減ると勢力争いに負けるから立て
直せない、私もここ迄だ最後にお前の様な強者に出会えた事を冥土の土産にしょう」
と言いながら、俺に剣を振って来たので俺が止めを刺しリザードマンが全滅した。
今回のスタンピ-ドに参加して居たほとんどは俺が倒したが、トロ-ルが居たと言
う話だったがトロ-ルには出会わずに終わった、これが今後にどの様に影響するかは
分からないが今はこれで良しとしよう。
俺はヨゴナの領主館に来ていた、リザードマンとオ-クとオーガにコボルトソルジ
ャーの討伐を見せる為に、領主館の庭に大量の魔物の死骸を出し山が3つで来てい
た、リザードマンは主な奴だけ入れて来たが全部で30体程入れた筈だった、伯爵は
「ユキノスケ殿は一体レベルは幾つなのだそれにその魔法バッグの容量はどうなって
居る」と良いながら、伯爵は「ありがとう助かったよ俺はユ-ロン半島を支持する」
と言った、それに伯爵は「何時かユ-ロン半島を訪問したいその時は宜しく」と言い
ながら俺に頭を下げた、俺は伯爵にガロバに壁の設置をする様に進言した、壁が有れ
ば暫くは耐える事が出来てその間に一般人が脱出できるので、非常に有意義な物に成
る筈で検討に値するはずだガロバとルカトが再興するには絶対必要だと俺が言うと、
伯爵が金貨100で遣って呉れないかと言って来た、俺はその提案を引き受ける事にし
て家の土魔法チ-ムを連れて来ると言って置いた、俺は一旦家に帰り今回の騒動を主
だった者に説明した、そして選抜チ-ムを作り行く事にしたが出発は2月に1日に決め
準備を始めた、ガロバは魔の森と接する地点は50km程で、其処に山がせりだして来
ているのでその上まで作って置いた方が防衛には良い筈だ、なので作る事にしたし皆
の力を合わせればすぐに出来る筈だ、馬車にはマイ-ラとイグリナスにマリの3人と
俺にシナ-ルを乗せ走り出した、ここからトンネル迄凡そ100kmあるがこのぐらいな
ら近いし馬車事転移出来た、トンネルを抜けて馬車は進みカンテトに着いた、ここで
宿を取り1泊すると3人は喜び騒がしかったが、シナ-ルに一括されて大人しくなった
ので俺はシナ-ルを連れて来て正解だと思った、そこからは次の町に1泊してヨゴナ
では領主館に泊めて貰い、伯爵と夕食を共にしたが俺が連れて来たのが3人の若い娘
で、伯爵は本当に大丈夫かいなと俺に小声で言って来た、俺はこいつらは家のエ-ス
ですと言って置いたが半信半疑だった様に思う。領主館を明くる日に出てその日にガ
ロバに着いた、ガロバの町は改めて見ると無残な状況で殆どの建物が壊されて居た、
町には住民は居らずに領主の兵が駐留して居るだけで寝る所が無く、俺は兵士の来な
い所に家を出したが家には問題が有った、寝室が1とつしか無いのだ俺は急いで1部屋
くっ付けて寝室を二つにした、俺とシナ-ルの部屋と3人の部屋と言う具合だが何故
か俺と4人の女が居た、イグリスナ以外は13才14才だ結構皆早熟で俺は風呂に入り寝
ようとすると、シナ-ルの横に3人が並んでいたので如何したのか聞くと皆がユキ
ノスケと一緒に居たいと言うのでシナ-ルが許したそうで居ると言った。
翌日に作業を開始した、壁の高さは10mで1mの暑さにしてその内側に9mの高さ
で2mの壁を作ると、壁の上で見張りが出来て歩哨も建てる様に作り、ウリウリ湾か
ら山迄の50kmを3日で作り上げた、壁は山の中腹迄設置したので途中からは階段式に
成って居るが兵士の鍛錬に丁度いいかも知れない、それと2カ所に壁に沿わし兵士用
の家を作り20名から30名は寝泊まりが出来る様にして置いた、これでここの壁は完
成で俺のチ-ムはユ-ロン半島に戻る事にした。
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