第14話 俺の住民増作戦Ⅱ
俺は新たに魔法で転移門を作り出す事に成功した、なので今までと違い大勢を転移
する事が可能に成った、自分の魔力も最初に使うだけで後は要らないので非常に便利
だ、思い切った手が打てるように成って来てイ-ラン島の村に来ていた、ここは既に顔
見知りで村長に聞いて見た所今年もこの夏場に雨が少なく池が枯れかかり、もう少し
で枯れてしまうので今年も駄目かも知れないと言った、なので俺は村長に全員で俺の
国に移転しませんかと言った、今現在ここの住人は650人程に成って居て老人も多い
が若い人もまだ残って居た、村長は決断した全員で行こうと話し合い決まると俺は転
移門を作り一人づつ送り出し650人目に村長が成った、俺は転移門を片づけて転移す
ると先に来ていた村人と抱き合い又会えた事を喜び有って居た、今日は来た村人は
第Ⅴ町に入って貰い家も増やした、第1村から第5村に通じる通路を作り10m幅にして
トンネルと同じ事を採用した、両サイドを人が歩く様にして次に馬車道になり真ん中
に溝を作り馬車道に成り人の道にして3mの壁を付けた、その道を3本作り各領地に同
じ作りの道を付けて往来を安全に行きやすくした、これで第一村から第Ⅴ村まで一直
線で行けるが各村の幅が20km有り5つで100km有るし、村と村の間が3km程有り
100kmに12km有るので端から端まで行くと112k有ることに成る。かなりの時間が
掛るが安全に移動が出来て心配いらないし、各村を繋ぐ馬車が走って居るのでそれに
乗れば端から端まで行っても直に着くので、他の国では考えられない事だったし
下水道が付いて居るので綺麗な町で、各村に無料の風呂も有り生活は安定して居たが
俺はまだまだ土地が余っているし、人をもっと欲しいと言うか集めたいので今度はス
ラムを見て回る積りだ、俺はヨゴナ伯爵に会いに行く事にしてヨゴナの町に来た、領
主館に行くと門衛に取次をお願いしたが門前払いされた、ユキノスケもそれは仕方が
無いと思った今は完全に冒険者の格好なので門衛は間違って居なかった、だがそれが
後から問題に成るのだがユキノスケはルカトに行く事にした、もしスラムの住人を移
転さすとなれば近いに越したことがないし、人数が多く成ればトンネルを利用するの
で近い程移動距離が短くて良いと成る、ルカトはヨゴナ伯爵領の町で人口は1万人程
の町だが魔の森に近く冒険者も多く居る町だ、ルカトのスラムは小さい規模で見て回
ったが人も少ないしほぼ老人ばかりの様で駄目だと思った、ヨゴナ伯爵領にはもう一
つ町が有るが魔の森の傍でスラムでは生活が出来ない程近い、壁の外の生活は無理で
スラムは存在しない事と同じだった、俺は前に行ったトーシンの町に来ていたここに
はそこそこ大きなスラムが有った筈だ、ギルドに寄り情報を集めるとスラムは1000人
程の住人が居るそうで、トーシン辺境伯も手を焼いて居るそうで交渉次第では丸まる
移してもと言うかも知れなかった、辺境伯の領主館に行くと門衛が俺を止め何をしに
来たか聞かれたので、スラムの事で伯爵と話がしたいと言うと直ぐに取次領主では無
かったが、それなりの人物が出て来て話を聞くと言った、「俺は今話題のホウライ国
の代表ユキノスケと言いますが、ここのスラムの住人のユ-ロン半島への移転が出来
ないかと思い提案に来た訳です。ユ-ロン半島の住人はまだ1000人程でなので移住
を推奨して居て帝国内では生活が苦しいと言う人の移転先に如何かと提案して居ま
す」と言うと、話を聞いて呉れて要る人はマ-カス男爵の様だった、「面白い話だな
スラムが無くなれば犯罪も減るし綺麗にもなるので実現したいが、暫く待って頂ける
か上と相談したい30分程待ってくれると結論が出る筈だ」と言って部屋を出て行っ
た、マ-カス男爵は20分程で戻って来て「上からも了承してもらった今からスラムの
代表に会いに行き話をして見て呉れないか」と言った、俺は分かりました行きましょ
うと言って男爵に付いて行った、男爵はスラムの中でも比較的ましな建物に入って行
くと、数人の男が出て来て「これは男爵様今日は如何したのですか」と言った、それ
を聞いた俺はこいつらはここのゴロツキだろうと思ったが話は案外とすんなり終わり
今後の事に成った、俺は聞いて見た「今ここで動けない程の怪我をしているもの、又
は年を取り長距離の移動が難しい者は何名ほどいますか」と聞くと「10名程いますが
どうしてですか」とスラムの代表が言った、「ここから移動するとユ-ロン半島なの
で歩いて1週間馬車で3日と言う所なので、歩けない人と老人は馬車で行って貰い送り
届けて馬車は戻り又運ぶと言う事をしようかと思いまして」と言うと、「それは有り
難いそうして呉れると後から歩けなくなった子供や女は2度目に乗せて貰い行くと言
う事かい」と代表は言った、俺は「そう言う事だ出来れば全員を馬車で移動出来れば
良いんだが其れは難しい」と言うと、代表は「それで何時出発するんだ食料やテント
の準備をしないと行けと言うので、「今日は7月の28日なので8月1日風の日に出発し
よう」今はまだ夏だ、「服装も軽いし毛布なども要らないだろうが少し有った方が良
いだろう」と言うと、代表は「分かった出来るだけ軽い感じにする」俺は魔法バッグ
からオークの肉と小麦の入った袋を取り出して渡した、そして代表に「その食糧で旅
の準備をして備えて貰い良い当日を迎えて頂く様にして下さい俺は一旦帰り向こうの
準備をして来るので後はよろしく」と言って町を出て来た、そして先ずはトンネルに
向かい其処を守るゴ-レムの隊長ブランシルに、1週間後位にスラムの住民が来るので
その時には事前に念話を送るのでよろしくと入れて置き、次に村に帰りみんなと相談
した結果第三村に入って貰うことに成った、あそこは既に1000人位は生活出来る様に
成って居るし、来て直ぐに生活と食事は出来る様にして置く事にした、これで受け入
れ準備は出来たので途中の町ヨゴナに行き伯爵と会談して通行の許可を取って置きた
い、ヨゴナに着いた今回は伯爵と会談する為に其れなりの格好をして来た、前回は門
衛に追い返されたがさて今回は如何だろうと思いながら領主館に来た、そして私はホ
ウライ国の代表をしているユキノスケと言いますが伯爵に取り次いで頂けますか、と
門衛に言うと今回は一応取り次いでくれ暫く待つとこの前の子爵が出て来た、「ユキ
ノスケ様お久しぶりです伯爵にお会いしたいと聞きましたがどの様な要件でしょう
か」と言って来た、「ここで良いですか話してもと言うと」子爵が「それもそうです
ね此方にお越しください」と言いながら先導して行った所に部屋が有った、其処に入
り二人で話す形になり俺が「それでは今回の用向きを伝えて頂きたい、この度トーシ
ン領主の辺境伯とトーシンのスラムの住人をホウライ国で引き受けることに成り、ト
ーシンを8月1日に出発してここを8月3日位に通るので許可を頂きたいと思いまして」
と言うと、子爵が「スラムはここにも有りますがこの前の伯爵との話では、ここのス
ラムの住人を移転させる様な話に成って居たと思うのですが如何してトーシンなので
すか?」と言う事を聞かれたので、俺はこの前のここでの経緯を話して面会を拒否さ
れたので仕方なくトーシンに行き辺境伯に話し同意した事を子爵に言った、子爵はま
さかと言ったが俺はこの前は冒険者の格好出来たので門衛も一冒険者には面会は許可
出来ないと判断したのは仕方が無いと思うと言うと、子爵が「それでもトーシンの門
衛は取り次いだと言う事ですか」と言った、「そうですね偶々近くに男爵様がおられ
たので門衛は自分で判断せずに問いに行った、そう言う偶然が有ったのかも知れませ
んが」と俺が言って、許可は頂けますかと言うと「許可はします次はここのスラムを
お願いします」と言って居たので、俺は「分かりました次はそうします」と答えた。
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