第15話 魔の森東側に調査に行く


 8月10日にトーシンのスラムの住人が到着した、総勢約900人の大移動だったが無事


に全員到着して第三村に入った、代表ウゴンさんがこの広大な土地を見てなんと広く


て綺麗なんだと驚き、「これからはあなた方がここの住人です良く成るも悪く成るも


あなた方次第です」と俺が言って、ウゴンさんにここの村長に成って貰いそして専従


者との宴会を開催した、この時の為に酒とワインを仕入れていたので振る舞い酒が無


くなり宴会は終了した、この移転でホウライ国も住民が2000人を超えたので改めてホ


ウライ共和国を宣言して代表になった、俺は新たな事を考えていた魔の森に有る植物


を採取してきてここで育て品種改良とか出来れば遣りたいと考えていた、もう直ぐ


9月に成るので実りの時期に成る筈で果物や花の咲く木を探しに行く事にして、助手


を連れて行き馴れさす事にして俺が勝手に決めスマイラを連れて行く事にした、それ


から5日後の8月25日にスマイラを連れて魔の森に入った、事前にスマイラには拡張し


たポーチを渡して置いたそれに着替え等を入れて置きスマイラの今を鑑定した、


  スマイラ  13才  人族(女の子)   レベル26


 HP  440

 MP  450


スキル  水魔法 剣術

 

 水魔法  レベル6 ・ウォーターボール ・ウォーターシ-ルド

           ・ウォーターランス ・ヒ-ル ・ハイヒ-ル


 剣術   レベル2 ・受け流し



 以前無かった剣術が生えていたしレベルも大分ん上がり此れならば行けるだろうと


思った、今回は魔の森の右側を調べる事にしている、前は左側を調べた様に成って居


たし向こうはリザードマンの大部落が存在して居たのであまり近寄りたくない、右側


はまだ未調査で半島から山の麓辺りまでは調べたい、右側には魔の森に食い込む様に


平地が入って居てそこから入り、山の尾根が伸びている辺りまで行きたいが森の状況


が分からないので臨機応変に対応する事に、準備が整い出発する事にして二人は森に


入った、第一印象は普通と変わらない感じだったが少し行くと木々の間からゴリラ男


の様な魔物が攻撃してきた、俺が鑑定するとグレイトヒヒと成って居たがレベルは7


で、物や石を投げて来た中には何かの骨が混ざり刺さりそうになった、俺はシールド


を張り二人を防御しながらサンザ-ボルトを放つと、グレイトヒヒは感電死したり気


絶したりしていたが、二人で止めを刺して周り俺のバッグに入れた、今は魔石を抜い


たりしていると又襲われたりするので放り込む事にした、森の左側にも川が有るが右


側にも川が有るそれがヨカロン川だが、川沿いに行くと湿地に成って居るかも知れな


いのであえて離れて行く感じで進み、こちら側は本で調べた時に魔の森を抜けると砂


漠地帯が有ると書いて居た記憶が有るが、其処までは行かないしと思いつつ進み記憶


に有る木を見付けた、これは確か地球に有る木でゴムの木じゃ無いかと思い苗木を見


付け5本採取した、もしこれがゴムの木だったら夢が広がるタイヤとかパンツのゴム


とかに使えるし色々と利用できる、其処を過ぎると魔物が次々と襲って来た、最初に


来たのは狼の群れで数が多くここはやはりサンザ-ボルトだろうと放つとほとんどが


感電死した、生き残りをスマイラが止めを刺して行き俺がバッグに入れて行く、ここ


で俺は一々掴んでバッグに入れなくても見ただけで入らないか試すと、狼が消えバッ


グに入って居た成功だこれで一々掴まなくて良くなった、次に来たのが蟻の大群だ


った俺は壁を作成して対応したが壁の空気穴に蟻はギ酸を噴射して来たが届かずに、


俺のサンザ-ボルトの犠牲になり中には気絶して居るのも居たが、スマイラがウォー


タースピアを打ち込み止めを刺して行った、蟻は80匹程居たが全て放り込んだ、其処


を過ぎて進むとオーガの村が有った、観察すると100匹程の大部落でボスはキングが


居た、ここは規模が大きくて使う魔法がが限られたがメテオを打ち込んだ、途中で2


回もピロンと鳴ったキングも居たしロ-ドも居た様で魔石も回収出来たがほぼ潰れて


いた、死んだ魔物から解体せずに魔石が取れないか試したオーガの死体は一杯有る


のでしつこく遣って居ると出来る様に成って来た、これで死んだ魔物からは魔石が


抜ける魔法が完成した、魔法名は魔石バッシュ魔法だそこの部落から暫く行き平地を


見付けたので家を作りここで寝る事にした、ベッドは作らずに毛布を敷くだけだが結


界を張り魔物や虫も入れなくした、家はこの後改良する事にしたが取り敢えず今日は


寝るだけだ、次の日起きるとスマイラが朝食作りに苦戦して居たので助け船を出し


朝食に在りつけた、材料を出して無かったので作れなくて気だけが焦って居た様だが


慰めて置いた、その日朝から探索に出て行く前に家を収納して見たが抵抗無く入り次


の一泊が楽に成った、其処から進むとヨカロン川が溢れるのか湿地が増えて来たと思


って居たらリザードマンが現れた、3匹のリザードマンで手には槍の様にした木の棒


を持って居て襲って来た、スマイラが水の槍を飛ばし1匹は倒したが後の2匹は俺がバ


インドで拘束して置き、其の2匹をスマイラが止めを刺して倒し魔石は抜き一応バ


ッグに入れてた、やはりこちらの湿地にもリザードマンが居たかと思ったがその


後の様子から考えると、西に居るリザードマンと此方のリザードマンは違う様で個体


も少ない様で後は見かけなかった、とに角この湿地から出ようとしていると見た事が


有る植物が目に入った、程よく色好き掛け頭を下げだした稲穂だったまだ成熟して居


ないので次の種には出来そうに無く、俺はここを転移ポイントにする為に湿地から出


た所の木を切り倒して広場にして置いた、こうして置けばここに家も出せるし目印に


成るので米が出来れば早い目に収穫に来るとする、早い目に収穫に来ないと何者かに


食べて仕舞われたら目も当てられない、これで米のめどがついたし湿地から抜けて魔


の森の山の尾根の先に着いた、ここは山の頂上からはかなり離れていて尾根が垂れ下


がって来た辺りに成り、山の高さも1000mも無く700m~800m位でそんなに強力な魔


物も無さそうで探索は楽だった、ここからは引き返して行くがもう少し東に拠り海側


も見て起きたいと思い東にル-トを取った、暫く行くと見た事が有る木が有ったこの


木は表面がつるつるで滑りサルでも滑って登れないから名前がサル滑りと成ったそう


だ、この木はそれと綺麗な花を咲かせる木で花も色々あり俺は好きなハナだったが


如何やって持って行けば良いのか分からない、小さい木なら根っこ事引き抜く事も出


来るが幹が50cmほど有り高さが10m近く有るので引き抜くのは無理そうだ、ハナが咲


くと言う事は種が出来るのかも知れない種は見た事が無いが、近くにあった2m程の


木を引き抜き取り敢えず持って帰り植えて見る事にした、次に見つけたのは椿だった


これは油も取れるし貴重な植物だった種を大量に拾い持って帰る事にした、海に出て


来たここからはイーラン島の山が良く見えたが100km近く有るはずだ、そこからは海


沿いを進みリンゴの木を見付けたがまだ少し早く取らずに置いた、その次に柿が有っ


たがこれも青いしまだ早い様だ栗も有ったがまだイガにくるまれて居た、其処から少


し行った所に桃が成って居た既に落ち始めて居たが種に成るので拾い実も取った、次


に有ったのが梨だったこれは今が最盛期を思わせる色と香りがしたので取れるだけ取


り持ち帰る事にした、今回は非常に有意義な探索に成ったので残して来たものを取り


に9月の終わりか10月の頭に来ることにして領地に帰って来た、先ず梨をクリ-マに


渡して皮をむいて貰い全員で試食した所旨いが改良の余地ありだと思った、それから


百日紅を植え椿の種をポットに植えゴムの木を植えて第一ゴ-レム隊に面倒を見て貰


う事にした。

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