第27話 自由都市の発展とダンジョン
クロイツム伯爵とマ-リンガ子爵と会いクロイツム伯爵の侯爵への昇進の話を聞い
て来たが、マ-リンガ子爵が伯爵に昇進する様なので今後のラガナ半島との関係は
保たれそうだった、俺はその後の発展が目玉しい自由都市を見に来ていた、ここは既
に登録者が商人と冒険者を合わせると10万人近くが来ていた、商人はダンジョンから
出るアイテムとホウライ国の珍しい果物やポ-ションを買い付けて帝国に戻り利益を
持って又来ると言う循環をしていた、最近では塩がここで手に入り鍛冶で作った鉈や
鎌と言った農具から、ミスリルを使用した剣なども貴族向けに買い付けて行く商人も
多く成って来ていた、そこえホウライ国の販売所から遊具成る物が販売されると瞬く
間に広がり裕福な家庭の遊び道具になって居た、その遊具はオセロと双六で娯楽の無
いこの世界では子供から大人までがその遊具の虜に成って居た、ユキノスケが訪れた
ホウライ国の販売所は盛況で月商で金貨2000枚~3000枚の売り上げと、商人との取引
を合わせれば白金貨50枚~60枚の業績だった、俺は従業員の増員と賃金のアップを考
える事にした、ここの責任者と話し合い決めて行く事にして今後錬金術の所でハイポ
ーションが出来る様に成るので販売価格も相談して、次に登録所に拠って見て何か相
談とか無いか聞くと、最近は家族でここに移り住む物が多く成って来たそうで、その
対応をどうした物かと思案して居たと言うので、グライとザイラスが二人で面談して
見てこの家族なら良いと思った家族は第4領地に住まわせても良いと言って置いた、
農作業は大人が月金貨1枚子供は10才以下が銀貨5枚で10才~12才が大銀貨2枚と
13才~14才は大銀貨5枚の賃金に決めていた、賃金は安いがここでは食費が殆どかか
らずに生活が出来るので、貯蓄が出来るし暮らしは楽だったがここの法律も守らなく
てはいけなかった、その法律は人権の尊重と仕事をする事(怪我当で出来ない、年齢
により出来ない、その他ホウライ国が認めた者はこれに当てはまらない)と他人を悪
く言わない、などの簡単な物だったがこの世界には無かったものだった、登録所での
話も聞き終わりユキノスケはAランクダンジョンのマスタール-ムに来ていた、コア
に久しぶりと念話して置いて何か変わった事は有るかいと聞くと、宝箱に入れるアイ
テムが無く成って来たので作って欲しいとコアから要望が有った、これはDランクダ
ンジョンでも同じようでコア同士で念話するそうで同じだと言った、それと15層と25
層と35層と言う風に休憩所を作れば良いんじゃ無いかと言って来た、俺はそうして呉
れと言うと魔力を1000MP程分けて呉れと言われ渡した、Aランクダンジョンは現代
は最深が45層だそうであと15層でコアル-ムに来るので、増やしたいと考えていると
コアが言った俺が幾つにすると言うと、100層にしたいと言う事で魔力を5000MP程
渡すとダンジョン少し揺れたが直ぐに収まり、コアが出来ました有難うございます。
と言うのでDランクダンジョンに転移して来た、ここのコアも現在は34層まで来てい
ますが、ここはランクが上がるとAランクダンジョンに冒険者は行くので、そんなに
脅威には感じていないそうだがアイテムは足りなく成って来たそうで補充した、後
はこのダンジョンには多い日には500人程が入るそうで、魔物の作り出す魔力が足り
ない時が有り魔力を貯めて置きたので5000MP程渡して欲しいと言った、渡して置い
たがDランクダンジョンに来る冒険者は魔力が少なく500人来ても余り魔力が発散さ
れないみたいで、コアが魔力切れになり魔物が作れないと言う事が起こり冒険者が暇
そうにしているのを見るとムカつくそうだ、俺はダンジョンはこんな物で良いかと思
い両方のコアに又来るが困った事が有ったら念話する様に伝え外に出た、それから商
業地区を見て回ると幾つもの屋台が出て居たり、中央にある公園も屋台に占拠されて
いて場所が無くなり大分ごちゃごちゃとしていたので、拡張する事にしたが余り広げ
るとトンネルから可成り遠く成るので如何かと思ったが、土地は有るので今の隣に壁
を作り道を今の倍の広さにして中央に分離帯を50m作り両サイドに溝をつけて整地し
た、下水道も作り上げて道には街路樹なども植えてイメージは札幌の大通り公園(行
ったこと無いけど写真で見た)風に1km程作り、中にブランコや滑り台やジャングル
ジムを作り遊び場にした、今まで有った壁を取り払うと今までの商業地区とは違う場
所に成ったがその内に皆慣れるだろうと思って居た、そうして自由都市の確認をして
シナ-ルとアグリスが待つ家に帰って来て、クリ-マさんの昼食を食べて居ると壁防
衛隊のゴーレム隊長トロイから念話が来た、魔の森東側でスタンピ-ド度が起こり魔
物が大挙攻めて来たと連絡が入った、俺はシナ-ルとアグリスに告げシナ-ルにはイ
マリカとスマイラとマイ-ラにイグリスナに連絡して家に来るように言って貰い、俺
は取り敢えずアグリスを連れて壁に飛んだ、其処はゴブリンとオ-クとオーガが主に
なったスタンピ-ドでその数が5000匹近く有り罠にもぎっしりと魔物が入り、罠を壊
そうとしていたが俺が不壊を付与して居るので壊せないでいた、その様子を見てまだ
少し余裕が有ると思いアグリスにここを任せて、家に帰ると4人が揃って居たので4人
を連れて転移して来た、4人とアグリスには壁の上から魔法で魔物を減らして貰いな
がら、俺が絶対零度を打つと魔物は200匹程は凍り付き死んだが、ここは広大な魔の
森の入り口で広すぎて魔法の効果が拡散して終い一部が死んだだけだった、今度はサ
ンザ-ボルトを使い痺れさせたが、それでも魔物は怯まずに押し寄せて来たのでメテ
オを使うと、20分間ほどは隕石が落ち続けた後は魔の森までが隕石で削り取られて居
たが、広い魔の森の中からは新たな魔物が湧き出て来たがメテオで魔物の半分は削れ
たようで、後は2000匹少々だと気合を入れ5人が魔法で対応している間に俺はボスが
居そうな所に転移した、其処にはやはりオーガの変異種だと思われる黒いオ-ガが居
た、鑑定するとレベルが80も有りほぼ俺と変わりが無い程高いし魔法耐性も色々持っ
て居るし、技のレパートリーも色々ある様で見る限り俺と互角じゃ無いかと思う程だ
った、俺が先ず仕掛ける十文字切りを3連で飛ばすとオーガは持って居たこん棒で弾
き飛ばした、それを見た俺はあのこん棒とまともに斬り合うと俺の剣が折れるかも知
れないと思い、剣を合わさない様にしながら影縛りを使うと軽く弾かれた、それでも
俺は攻め続け剣に雷を纏い瞬歩で接近して一閃するもこん棒で受けられたが、オーガ
は痺れた様で頭を振って居たが直ぐに正常に戻り此方に正対した、それからもほぼ互
角で俺は初めて互角の魔物と合い対して居たが、なでか体が喜んでいる様な気がした
俺はバトルジャンキーになった事は無いが、好敵手とは違うがまともにやり合える久
しぶりの魔物だった、そんな敵とかれこれ30分程バトルをして居たが壁の方は大分固
唾居た様で、魔物の数が減って居たのを見た俺も大技を使うことにした、これは滅多
に使わない魔法でMPの半分は使うので今は魔力が80%位残って居るので、これを使
うと残りが30%位に成るので一撃で決めないと不味い事に成るかも知れない、俺は剣
に魔力を纏い魔法時間停止を唱え転移してオ-ガに接近して剣を一閃した、オーガの
首が落ちてピロンと鳴った。
皆の所に帰るとほぼ魔物は駆逐されていたし、大量の魔石と貴重なオーガロードの
魔石もゲット出来たオークは俺が収納して残りも全部持って帰り、解体して売れる物
は売り食べれる者は保管して肉にした。
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