第12話 クロイツム・ヨゴナ伯爵 


 クロイツムは中佐は帝都に戻り報告をして、イーナント・ヨゴナ伯爵とカンテト子


爵の国の沙汰を待って居た、報告をした2日後に沙汰が出て伯爵は斬首で子爵は貴族


位を剥奪の上に鉱山送りとなった、それは仕方が無い事だと思うが俺はユキノスケと


の交渉が残って居るのが気に成って居た、その二日後に城に呼び出されたクロイツム


は耳を疑った、帝国冢宰からヨゴナ伯爵を言い渡されたのだが子爵も自分で選んで連


れて行き、そのユキノスケと言うホウライ国との交渉も全て一任するとの事で、上手


く行けば良いが万が一失敗して騒動に成ると前伯爵の二の前だからだ、しかし任命さ


れた以上は行かなければ仕方が無いし、ユキノスケも常識が有りそうなのが一縷の望


みだった、クロイツムは未だ独身だったので間違っても自分だけで済むし子爵も独身


を連れて行こうと思った、その3日後に帝都を出発した二人は特に用意をする物も無


く20人の護衛を伴って居るだけだった、後は向こうで考えて行く事にしたし元伯爵家


の使用人も居るだろうし、と軽く考えユキノスケとの交渉を如何するか考えな


がらの旅だった、その頃にはイ-ラン島から帰り商業ギルドと交渉して5月8日を待つば


かりに成ったユキノスケはトーシンから一旦ん領地の家に帰って来ていた、当初


ユキノスケは馬車で商業ギルドに行こうかと考えて居たが、先方もおれが魔法バッも


を持って居る事を知って居るのでバッグに詰め込んでも当然の事だ、なので馬車は止


めて単身で行き商業ギルドに5月8日の光の日に約束した物を受け取りに来た、服は重


さで1t近く有ったが調味料は少なかった全部で金貨6枚位の価値で金貨250枚から6枚


分引いた244枚を頂き次の交易を約束して別れた、俺達に有るのは魔石と魔物の皮と


作物が商売の材料に成るが他に何か無いか考えた、しかし今は思いつかないがポ-シ


ョン作成は進める積りで施設も作る予定だ、俺は思いきって第一と第二を統合して一


つにしてしまい、間に在る1kmの所に風呂と集会場に錬禁術と鍛冶と言う施設を纏め


て作り、スキルが有るのに使って居ない者に参加してもらい、帝国の商業ギルドと交


易する為の材料を作りみんなでここを盛り上げて貰いたい、そしてこの地の名前が決


まったホウライ国と呼ぶ事にした、次の日から取り掛かった作業は順調に進み俺が地


下をサ-チすると、1000m程の所に温泉の様な水の流れが有りパイプを錬成して掘り


当てると、60度ほどの温泉で風呂は温泉かけ流しに成り男ブロと女風呂が完成した、


脱衣場も付けて一度に100人は入れる大きさで両方で200人が入れた、領地も10kmと


21kmの巨大な大きさに成ったが、家を増やして人が増えても対処出来る様にしたの


で今の収容人数は3000人は住めむ所が有り、緊急には集会場も使えるのでもっと行け


た、俺はもう一つ考えが有った、それはダンジョンコアを利用してこの地にダンジョ


ンを作り運営すると言う事だ、ダンジョンはトンネルの出たあたりに作り帝国の冒険


者も呼び込み潜らせる、ダンジョンに潜ると事故は付き物でミスをすると死ぬかも知


れない、なので冒険者はDランク以上で無いと入れないと規定して誘致して行き、ダ


ンジョンで得られた魔石や宝石等の買取を遣り、ギルドと同じことを遣り利益を上げ


る遣り方だし、ダンジョンの周りは高い壁で囲いこみ宿等も作り温泉を引きと考えて


居るので皆の協力をお願いしたい、トンネルの近くに地下を作りダンジョンコアを設


置してコアに魔力を補充すると、コアル-ムがどんどん沈んで行き30階層で止まった


のでコアに念話すると、魔力切れだそうでもう一度コアの魔力を流すと60層まで出来


た、入り口にはコアが作った石碑が有りそれに冒険者証を触れて入ると、その冒険者


がどこまで入ったかギルド証に認知されるシステムだ、ギルド証はホウライ専用で作


り帝国でDランクなら此処のDランク証をお渡してそれを使い潜ると認知する様


になる。冒険者もホウライに入れる所はここ迄としてダンジョンを中心に10kmに新


たに壁を付けた、其処は帝国の商人にも開放して自由に商売が出来る様にしたい、こ


れを今度の新ヨゴナ伯爵に認めさせて交流を深めて行くとこにして行くし、帝国の


孤児院等で生活している子供も受け入れて行き人口の増加を目出したい、と色々な考


えをして居ると7月に成った3160年の7月1日水の日だった、俺はトンネル出口でクロ


イツムを待った時間は決めて居なかつたがクロイツムは朝の10時に遣って来た、そし


て子爵を連れて来ていたので先ず子爵の紹介をクロイツムは仕様としたがマーリンガ


子爵は自分で自己紹介をした、なので俺は「ホウライ国代表ユキノスケと言います今


後もよろしくお願いいたします」と挨拶して本題に入って行く事になった、クロイツ


ムは「貴殿はすでに我が地の商業ギルドと取引為さったと報告が上がって来ているが


間違い無いですか」と先ずはジャブから来たが、俺は「ええ、間違い無いです。」と


答えて置いた、俺が切り出した「それでこの地を自由に商売が出来る様にする案は


どうなりました」と言うと、「その案件も私が全権を与えられたので考え中でこの地


の事を私は知らないので、今勉強中で結論はもう少しお待ち頂きたい」と言い、クロ


イツムは「商業ギルドと冒険者ギルド等の各種ギルドに相談を持ち掛けていて、其処


と私が話し合いながら決めたいと思いますが、あなたは商業ギルドに身分を伏せて商


談を持ち掛けたと有りますがそうですか」とクロイツムがやんわりと問いただして来


たが、俺は「そうですあの時点では一般人と自由に取引をしても良いと言われたの


で、俺はあの時には一般人として商業ギルドと取引をして成立させました」と言うと


クロイツムが、「なるほどその様ですね一般人同士が取引をした様に成って居ました


がしかし、あのミスリルはあの量は多くありませんか」とクロイツムが言うので、


「俺の国が産出しているミスリルの10%にも満たないぐらいですから多いとは思いま


せんしこれからもお願いしたいですね」と俺がいった、クロイツムが「今後はどの様


な品物が交易の材料と成るのでしょうか」と聞いて来たので、「今ポ-ション作成に


取り掛かり出来て来ていますし広大な我が国には農作物も豊富にありますが、魔の


森から出て来る魔物の魔石に毛皮に肉と言った商品に皮を使ったバッグや靴やブ-ツ


と言った物がメインに成ると思います」と言うと、「可成り珍しい物も有りそうです


か」とクロイツムが聞いて来たので、「今考えて居るのは石鹸と遊具なども考えて居


ますが」と俺が言うと、クロイツムが「遊具とはどの様な物を言うのですか」言って


来たが、「俺はそれは内緒です販売されてからのお楽しみにして下さい」と濁した、


俺はそろそろ良いかと思い切り出した、「私の国にダンジョンが有りまして、其処に


入るのに冒険者の方に開放しようと考えています。そのダンジョンの周りを壁で覆い


ましたが、その中の10km四方を商業特別区として商売して貰う様に、帝国の商人に開


放して土地は無料で取引額の1%を税金として納めて貰い、自由都市に登録制にし


て商人で登録するか冒険者にするかで待遇が違い、商人で登録した方は年間の取引額


に応じてランキング性にします。ランキングの低い方は其の理由と今後の対策


を申請してもらうことにして、先が無い内容な方は退去もあり得ますが先ずは利用を


推進していただき、多くの商人に来て貰いたいのとここから世界に発信する事が出来


ればと考えていてこの自由商人地区としたいので伯爵にお願いしたい、それと我が国


に食料が大幅に余って来ており、帝国の恵まれない子供や孤児院で生活して居て食事


が十分でない子供を引き取りたいが如何でしょう」と言うと、「それは有り難いがス


ラムの子供でも良いのかい」と言って来た、「俺はそれは構いませんし何なら食えな


い大人やけがで動くことが出来ない人でも良いですよ」と言うと、クロイツムが考え


出した帝国の各町には必ずと言っていい程スラムが有り、犯罪の温床に成って居たの


でそれを一気に解消できれば有り難いが、帝都は何と言うだろうかと心配になってき


ていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る